2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

星降る夜に

星降る丘で 肩寄せて 遠い未来を 語り合い 月のない夜に 頬寄せて 今このときを 楽しもう きみの冷たい 指先を ぼくの両手で 暖める 君の凍えた その心 抱きしめ 温もりあげるから 身体 と からだ 触れあって 心 と こころ 通じあう 昔のことは 過去に捨て …

月の舟

優しく揺れる 月の舟 藍の空に浮かんでる 紅く寂しい 月の舟 街の灯りを 遠くみて もしかそこに 乗れたなら きみの街を 訪ねたい ゆらり漂う 月の舟 雲の波間を 彷徨うよ ふんわり浮かぶ 月の舟 彼方のもとに 帰りたい 遠いむかしに 戻りたい…

毎日が違う朝

毎日違う朝日 同じ太陽が 毎日昇るはずなのに いつもその様子は違う 雲のせい? 空気のせい? 場所かな それとも季節かな 今日は雲に見え隠れ 輝きながら 恥じらいながら 力強く昇ってゆく いつもと変わらず 昇ってゆく

山頂にて

ロープウェイで山頂に上った 山頂は気温11度と 肌寒い ホットパンツのお姉さん 寒くないのかなぁ 山頂の展望台から別府湾や由布院方面を眺める 我が家も何とか確認できた ここにはススキや不思議な植物がある 自然を楽しむには十分すぎる場所 季節を間違えた…

オンリーワン

久住山の麓 ラムネ温泉 お湯の中の炭酸が特徴の温泉 しばらくお湯に浸かっていると 炭酸の泡沫が 体の至る所に纏わり付き まるで銀色のベールを纏ったような 不思議な感覚に陥る その温泉の中庭にあったブロンズ像 ネーミングが面白い『オンリーワン』だって…

十六の月

今日の月 十六夜 欠けゆく月 されどまだ満ちて 欠けを感じさせない月 少し紅く地平より出でた月 雲に遮れられながらも 明日は まだ紅い月 立ち待ちにふさわしい月

朝焼け

澄んだ空に 昇る朝陽 染まる雲のない朝は 地平が紅く染まっていた 地平全体が 紅く染まった 今朝の朝焼け まだ陽が昇るまでには 暫くかかる 早い時間 神秘的な色で 全天を包み込む 昇る朝陽は 澄んだ空気に光を注ぐ すぐに強い光となる 強い日差しが 水面に …

陰と陽

陽が沈む 雲を黄金に染めて そこに行けば 全てがそろう そんな まやかしを 魅せながら 遠い空 彼方へと去り行く それは 天地天命の 神 全てに生を与え 死をも操る 過酷な王 辺りに暗い 影が忍び寄る 陰のとき 暗い闇の世界 月の明かりが灯り 辺りを柔らかに…

季節でない花

今朝の日の出 別大国道から見る 遥かなる 街に 紅く静かに 昇る朝の陽 名月の日の夜明け その時を待ち 隠れた月 季節を違えた 大島桜が 幾つかの蕾を 咲かせていた