梅雨の時期の「雨ヶ池」
水を湛えた雨ヶ池をまだ見たことがない
一度見てみたいと思っていた
でも機会がない それは言い訳かもしれない
梅雨の大雨が明け方まで降った朝 思わぬ晴れ
この日は山友が新しい靴を買ったというので
靴慣らしの山歩きと決め 短い距離の往復にした
長者原に車を止め 片道約一時間の森林散歩
岩を抱く森の中を歩く なだらかな登り
気温約20度と涼しい森の中 心地よい汗をかく
峠を越えると視界が開け 湿原の木道が現れる
その先に 水を湛えた窪地が見えた 水のある雨ヶ池だ
あれだけの大雨が降った後だというのに 池は意外と小さかった
最も多く水を湛えたときは 木道近くまで水が迫ってくるらしい
池の遥か先には 平治岳の2つに割れた峰が見える
2週間前だったら ミヤマキリシマでピンクに染まっていたことだろう
少し先から振り返ると 三俣山の北峰がそびえている
湾曲した木道と 開けた湿地帯が 開放的な景色をつくる
其処に 水を湛えた「雨ヶ池」が アクセントになっている
この木道 雨ヶ池の反対側にも 小さな池ができていた
地形からして 繋がることは無さそうだが こちらの池も
降雨後にしか見られない レアな池のようだ
この右の斜面にも ミヤマキリシマの頃はピンクの花が咲く
今度はもう少し雨が続いた時に来てみよう
もっと大きな池になっているところを この目で見てみたい
長者原の「タデ原湿原」に戻ると 黄色い「キスゲ」が咲いていた
幾つもの蕾が付いていて これから暫く楽しめそうだ
ところどころに アヤメが咲いている これもまた奇麗だ
近づいて撮れないのが 残念だった