枝垂桜めぐり(その3)

その2の桜に程近いところに この桜は在る
互いに見える位置に この桜は在る
 
とは言え 目視で約1キロは離れた
小高い丘の上の この桜は在る
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はじめてこの桜を見たのは 昨年の同じ頃
その時はほとんど花も咲き終っていて
満開のときを もう一度見たいと思っていた
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でも…この桜を見たときに 少し不気味な…
というか ゾッっとする そんなオーラを感じた
そのとき浮かんだイメージは まるで「落武者」のよう
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それは その太く荒々しい枝振りからだろうか
それともその樹の生えている場所なのだろうか
この樹には名前が付けられていた「墓守桜」と
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その周りには幾つかの墓が建っていて
それを見守るように枝を垂らしていた
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近くで見ると やはり綺麗な枝垂れ桜である
こんなに大きな桜なのに樹齢は70年程という
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地元の人が「この桜は他とは違い栄養がいいから
こんなに大きくなったんだろう」などと冗談を言っていた
 
少なくとも屋敷に生える桜と比べ 土地には養分が多く
根元の土を踏まれることも少ないことから
のびのびと こんなに大きく育ったのだろう