2010-06-22 『水彩画のような朝』 詩 #詩 真新しい青い長靴に 黄色に透けたポンチョを纏い 母親の横ちょこまかと往く そんな光景を目にした朝 小雨の中を楽しげに 友待つ其処に向かうのか 小さな手には水色の傘 くるくると回り揺れ踊る 紫陽花の咲く霞んだ道に 水色の傘は溶けて消えた