早朝5時前に起床 着替えて女房と二人で 初のくじゅう登山を決行
コンビニで昼食用のおにぎりを買い 夜明け前の道路をひた走る
山頂付近では紅葉の見頃だという情報と 天気がよい今日は 最高の登山日和だ
7時前に牧ノ戸の駐車場に到着 200台停められるというこの駐車場も ほぼ一杯
残り数台分しか空きが無かった 早めに出発して良かったとつくづく思った
天気は良いはずなのだが 山頂付近にはガスがかかっていて 太陽が見えそうに無い
それでも天候は良くなると信じ 一路久住山方面に向かった
足元にはリンドウの花があちらこちらに咲いていて 鮮やかな青紫の花が目にとまる
この先 頂上付近まで 沢山見ることができた
紅葉は ガスで煙って その鮮やかさが失われていた
帰る頃には 晴れているだろうと 先を急いだ
途中でガスも晴れ 強い日差しが周囲を照らし始めた
朝露で湿った 岩や 木々や 草花が 光を反射して とても眩しい
山の紅葉も鮮やかに見えるはずが 陰になって色が良く見えてくれない
帰る頃には 最高のロケーションが見れることを信じ とりあえずは登山登山w
このコースは初心者にも優しいコースで 駐車場から20分くらい登った後は
比較的なだらかな登山道が続く だからあまり疲れを感じない
ごく一部ではあるが 舗装したのではと思うほど まっ平らな この道には驚かされる
登山道で ここまで綺麗な平面の道は 他にないのではと思うほどだ
ススキの平原が 陽の光に照らされ 幻想的な情景を見せる
遠くには 豊後富士の異名を持つ由布岳が 雲の隙間から顔を覗かせていた
反対側には 寝観音のような 阿蘇の五岳が 遥か遠く 雲の下に沈んでいた
出発が早い時間だったため 登山道が混雑する前で すいすいとここまでこれた
ここから 大船山の方向に 中岳という峰がある その中岳の麓に御池がある
久住山からは御池が見えない とりあえずそこを目指して移動する
御池は 水面が緑色の小さな火口湖で 遠目にはとても綺麗だが 近くでは濁って見える
空の青と 湖面の緑 岩の灰色と 少量の紅葉のハイライトが なんともいい色に仕上がっている
ここ御池の周辺で この時期にしては とても珍しいものを見つけた 「霜柱」 だ
ここから中岳の頂上へは 15分程度と さほど遠くない 中岳の頂上に あっという間に辿り着いた
山頂からの眺めはとてもよく 御池と先にある久住山を見渡す とても綺麗な風景が広がっていた
ここに来るまで 休憩や早い昼食をとったりして 時間は10時半を過ぎていた
道中に 奇岩があった 日光の加減だろうが なにやら獣の顔のようにも見える岩の塊
目 鼻 口が それらしく見えて面白い
上から眺めると 太古の火山活動に名残か 溶岩ドームが冷え固まって朽ちた後の様にも見える
帰り道はいたって快晴 山肌の紅葉が 見事に鮮やかさを披露していた
唯一つ難を言うなら 登山初心者であるため 無駄に歩いた事だろうか
緩やかであっても 下り坂は 膝や太腿の 疲労を隠しきれない
下るに従って 山肌の広葉樹の数が増え その彩りは 疲労を忘れさせてくれる
星生山近くの 岩肌を埋め尽くす 赤やオレンジのベールに 常緑樹の緑のアクセントが とてもよく映える
扇が鼻の上り口を すこし登ったところから見渡すと 特に良く見える
扇が鼻の上り口を すこし登ったところから見渡すと 特に良く見える
駐車場に程近い展望台 遥か先に見えるのが三俣山 あの山肌もすごく綺麗な紅葉があるのだが
この距離から見ると 白けてしまい その鮮やかさがまるで感じ取れない
ほんの一時間でいい チョット足を踏み入れるだけで その景色はがらりと変わる
駐車場近くの木陰に 岩の苔の上に落ちた数枚の落葉 もうすぐここも鮮やかなベールに覆われることだろう