土曜日の午後、沓掛さんに登ってみた。
今回の目的はキュウシュウエゾゼミを見つけること。
大分市内から牧ノ戸峠を目指す。
混雑する道を避け、駐車場まで約1時間半で到着した。
道中は涼しく、窓全開にしているとクーラーは必要ない。
長者原を過ぎ、上りの途中から、キュウシュウエゾゼミの鳴き声が聴こえ始めた。
これは期待できそうだ。
牧ノ戸峠に13時45分ごろに到着。
お盆過ぎの土曜日は、やはり人が多い。
とはいえ、駐車場は余裕があり、好きな場所に止められた。
13時55分に登山開始。
小さなリュックにカメラを詰め込み、飲み水とおにぎりを用意。
いざ出発。
20分ほどで急登を上りきる。
この少し手前で一輪だけ咲いた季節はずれの花を見つけた。
綺麗に咲いているとはいえないが、紛れもなくミヤマキリシマだ。
お盆を過ぎて、残暑の頃といいつつも、この日は肌寒いくらいの気温。
山を登ってきたものの、セミの声は登山口のほうが良く聞こえていた。
少し雲もあり、日が陰ると気温はぐっと下がる。
そのせいもあってか、まったくセミの声が聞こえない。
仕方なく、道中に咲く花を見ながら、沓掛山の先まで行ってみた。
眼下から遥か先に続く登山道。
その先はガスで隠れていた。
ここで見かけた花。
オニユリの鮮やかなオレンジが目を引く。
花の落ちたエビネであろうか。
よく見ると種ができている。
木に咲く花のように見えるが、新芽のよう。
赤や黄色の鮮やかな色をつけている。
吾亦紅(ワレモコウ)上から順に咲いている。
苔桃の実が赤く色づいている。
この実を採ってジャムなどにすることもできるらしい。
どんな味がするのだろう。
こんな可愛い花も咲いていた。
ピンク色でハートの形にも見える。
結局、セミの姿を見ることはできなかったが、近くで鳴いていた。
もう少しゆったりと散策して、探してみたいものだ。