初の御池の紅葉を観に… ~くじゅう連山 大船山~

家を出たのは午前3時頃 本当は4時でも良かったのだが
今回は初めてのコースを登るため 早めに行って駐車場所を確保したかった

コンビニでおにぎりを買って 寄道したせいもあって 到着したのは午前5時
空は満点の星 竹田市久住今水の駐車場は まだガラガラだった

夜明けまでは1時間以上の時間がある 暫く車で待つことにした

しかし こんな早くに登山口に来る人はいるもので
自分が到着してすぐに 2台の車が到着
若者2人が仕度を済ませ ヘッドライトを着けて登山道に消えていった

自分も 初めてのコースでなければ 同じように登っていただろうが
なにぶんにも道を知らない… そうこうしている間に4~5台の車がやってきていた

6時前15分 空を見上げると星の数が随分と減っていた
そろそろいいかな? そう思い懐中電灯片手にリュックを担いだ

駐車場脇の道路の 舗装が切れたところにあった看板を横目に見ながら
未舗装の林道を登り始めたのは 午前5時50分だった
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ジャリッ ジャリッ っと自分の足音と 谷の川の音だけが聞こえる
気温は7度 ジッとしていると シンシンと寒さが身に沁みる
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10分ほど歩くと 登山道の取り付きの道標がある
此処から左に入って 急な山道をひたすら登る
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森の中は真っ暗で 懐中電灯の明かりだけがたより
これまで何度も 夜明け前から登っていたので 違和感なく登れた
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一歩一歩無理なくゆっくりと登る 
登山道に入ってから 5分程度経過した頃の事
見上げると空は少し明るくなっていた
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それからまた20分くらい経過した頃
空には下弦の月が浮かんでいた
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何とか懐中電灯無しで歩けるようになったのは 日の出直前の頃だった
登山道はご覧のとおり 木の根がはびこっていて
足を根っこや石に 引っ掛けないように 気を抜かないで足を運ぶ

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林道から登山道に入って30分弱のところに ガラン台方向の標識
ガラン台は遠回りになるが コンクリート道は魅力がある
これから向かう尾根筋ルートや 風穴からの登山コースは険しそうなので
此処を左に折れる事にした 後ろから来ていた人は そのまま直進していった
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コンクリート道は 周囲の木々が覆いかぶさっているものの
細くて凸凹や上り下りの多い登山道とは違って 快適だ
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さっきの分かれ道から10分ほど登ったところで
朝陽に染まる黒岳が見えた 紅葉で赤い山が
それ以上に 朝焼けで赤くなっていて とても印象的だ
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更に5分ほど登ると ほぼ上り詰める感じになり 道が左へ曲がる
此処からガラン台までは なだらかな道のようだが 結構な距離があるイメージ 3
そのコンクリート道の脇に 小さな道標があった
見ると風穴の文字 此処を入るとまたさっきのルートに戻れる
やっぱり最短のコースで登りたい 此処を右に入ることにした
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正面に黒岳 これから登る山は あの頂上よりもまだ高い
まだまだ先が長い… でも分岐からは2時間もかからずに頂上に行ける
ガラン台をまわれば 2時間半以上かかるだろう 先を急ぐ事にした
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さっきのコンクリート道から10分で 本来のルートに合流
これからまた 風穴方向を目指して登っていく
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それから5分で この道標の場所に着いた
ここに青年2人がなんだか道を調べているようで
彼らが 「どのルートを登るのか?」 と尋ねてきたので
「尾根筋を登ろうと思っている」 と応えると 分岐は此処だと教えてくれた
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見ると確かに 細い道らしきものがそこにあった
コンクリート道を迂回したお陰で 彼らに会うことができ
この分岐を教えてもらえたのは 本当にラッキーだった
最悪の場合 風穴のところから米窪のお鉢周りをして
登ってもいいくらいに考えていたのだが その道は
此処よりも険しく大回りになると その時はまだ知らなかった
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尾根筋の分岐が ちょうど午前7時だった
そこから10分ほど歩くと 周囲の木々に紅葉の色が見えてくる
尾根筋の道は 思ったほど勾配がきつくなく とても快適だった
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オゾンやマイナスイオンの空気の中を ゆっくり登る
汗をかくこともなく とても心地よい
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足元には もみじも葉や 柔らかそうな苔がたくさん生えていて
眼にとても優しく とても心地良い
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分岐から30分 足元の様子に少し変化が…
登山道が掘れていて 歩きにくくなる この状態が5分ほど続いた
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その直後に 草原のような場所に出る ここも足元が良くない
この状態がまた5~10分ほど続き また林の中に戻る
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分岐から40分 いつの間には黒岳と同じ高さまで上っていた
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更に10分 登山開始から2時間 尾根筋の道も少し狭く 急になってくる
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更にそこから30分 頂上が間近に見えてきた頃
尾根筋の道は もっとも険しくなる
両側は切り立った崖 その間の岩を 這い蹲るように登る
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米窪も此処からは下に見えている もうすぐ頂上
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更に10分ほど登ると 頂上付近の岩が見えてきた
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更に5分 難所のピークを越えて ほぼ平らな場所に到着するが
目的とする場所は もう少し先のようだ
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ほぼ平らな御池の外側の縁を回るように進む
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低層樹林帯を 潜る様に抜ける
ここも上から眺めると 綺麗に紅葉している場所の一部だった
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登山開始から2時間55分 此処を超えれば 御池に着く
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御池が見える場所に到着したのは 登山開始からちょうど3時間
そこには 此処でしか見られない絶景がありました
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御池を見下ろしたところです 大船山の頂上付近にある火口湖です
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その火口湖の畔まで降りて 湖面から斜面の紅葉を写してみました
如何でしょうか? 最高の紅葉を眺めることができ とてもラッキーでした
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チャンスがあれば また来年此処に来たいと思います
もう一度… 今度は納得のいく写真を撮りに♪