釣り上げた獲物 ~大分川河口~

早朝や夕方から夜中に この川岸に 幾人かの釣り人がいつも居て
狙う獲物が違うのか それぞれに 違う釣り方をしている
しかし これまで 釣り上げている姿を見たことがなかった

土曜日の早朝 散歩中に通りかかると 青年がなにやら釣っている様子
最初は根掛りかと思ったが どうやら違うようだった
でもまだ 暫くかかりそうだったので 青年の姿を横目に見ながら
散歩中だったので 折り返し地点の河口まで歩いて また此処に戻ってきた
青年はまだ その魚を釣り上げていなかった 散歩中の人が数人 その様子を見ていた
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魚は一向に姿を見せない 川岸まで近づいてきているのに 右に左に泳いで
時折潜るように強く抵抗する 青年は竿をしならせながらも踏ん張って
姿の見えぬ獲物との 根競べをしていた
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此処に戻って10分… いや それ以上の時間が経ったころ
獲物は最後の力を振り絞って 強く抵抗する
もう其処まで来ている しかしまだ姿が見えない
いったい何が釣れているのか?
「ボラじゃなかろうなぁ」周囲から冷やかしも聞こえる
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やっと水面に尾びれが見えた 散歩中に通りがかった人が
網を構えて手伝っている 「こりゃ 引っ掛かっとるわい」
どうやら仕掛けが 魚の胴体に掛かった状態のよう
どうりで いつまでたっても弱らずに 逃げ回ってたわけだ
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青年は自ら 魚を網に導き その獲物を確保する事ができた
ココからは まだ何が釣れているのか分らない
でも 「大きい」という事だけはよくわかった 何が釣れたのだろう?
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網を上げてビックリ 80cmはあろうかと言う 立派なブリが納まっていた
「こんなのが居るんだ」というと 近くに居たオバサンが
「ここはブリが時々釣れるんよ」と言った いい大きさだ
これだけ大きな魚が釣れるなら 毎日でも通う釣り人の気持ちが分る
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こんな川に ブリが上がってくるなんて 思いもしていなかった
チヌやスズキは 時折その姿を見ることがあるけれど
青物は なかなか見ることができないからなぁ
しかし まぁ こんな仕掛けでよく釣り上げたものだ ご立派!