前回の続き ~久住山から星生山経由で下山~

前回の続き

久住の日の出を見て その帰路について どうしようと迷っていた
大したことではないのだが 先週からどうも腰の具合が良くない
中腰や変な姿勢をとると痛み 動けなくなるのではといった不安があった
酷くはないので 山に登っているのだが 動けなくなっては大変
そう思うと 中岳や天狗ヶ城 ましてや未踏の白口岳や鳴子山は
遠くなるので諦めた方がよさそうだ 帰りは星生山を通って帰ろうイメージ 1

特に帰りを急ぐ必要もない 昼ごろまでに自宅に着けばいい
ゆっくり帰ろう そういう思いで久住山を下りはじめた
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5:39 久住山頂は 太陽が雲に隠れてしまったせいで 日差しがない
それでも 久住山山頂で 暫く周囲を見渡し 雲海の浮かんだ景色を楽しんでいた
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今思うと 久住山から稲星山に抜ける途中のマウンドから 朝陽を望めば
中岳の右斜面から陽が昇る姿を ゆったり堪能できたのではないかと思う
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久住山を下りはじめる 星生山を眺めると 上り下りが結構ある
腰に爆弾抱えておきながら 言うセリフではないが
西千里ヶ浜を歩けば 楽に駐車場に着くが 面白みに欠けるイメージ 5

まぁ ぼちぼち歩きながら 行く方向を考えよう
取りあえず 空池の脇に下りていこう

足元に 石がごろごろ転がっていて 歩き辛い
下りは特に石車に乗ってしまう 転ばないように注意
冬だと これが全て雪に隠れて すっごく歩きやすいのに…
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空池の脇の中岳と久住山との分岐 正面に天狗ヶ城と中岳
腰さえ良ければ 白口岳にも行けたのに 残念…
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その分岐から 星生山を望む 一旦下って星生崎に登る
星生崎は此処よりも高い その登りよりも苦になるのが これからの下り
久住別れまでの間にある 登山道の斜面で 結構怪我をする人が多い
勾配はキツくないものの ガレ場のような状態で 足をとられてしまう
転倒する人も少なくない 注意して下りるとしよう
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途中から 由布岳の山頂が奇麗に見えた
あそこからの景色も また面白いだろう
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久住分れ目前 この辺りはガスが掛り易い そのための目印が沢山ある
意外と幅の広いガレ場の登山道 ガスに包まれると方向が分からなくなる
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久住分れから 北千里ヶ浜を望む その向こうには三俣山
バスを利用すれば 長者原から牧ノ戸まで一気に登れる
そこから 久住を満喫して 此処を下り 長者原に戻るという
そんなコースもありだ 今度 そのコースを試してみようと思う
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さてここからどうするか 腰の状態は気になる事もなく悪くない
避難小屋裏のマウンドから 星生崎に向けて登る
傾斜はそこそこあるものの 足場がしっかりしている分登り易い

6:04 避難小屋の裏 朝まだ早いので 朝駆けの人以外に登山者は居ない
もう1時間もすれば 大勢の人たちが登ってくるだろうが
人気のない避難小屋前の広場 寂しくもあり 勿体なくもある
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星生崎まで 三分の一くらいまで登ったところ
右の峰が久住山 正面の斜面の 土が見えるところが
久住分れから久住山に登る 石が散在し 勾配のある登山道
右下には 白い避難小屋 そして 茶色い建物はトイレ
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積み重なったようなこの岩 結構傾いている よくも倒れないものだ
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星生崎を登り切り 少し行った場所から振り返ったところ 左肩の山は久住山
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星生崎の尾根筋から西千里ヶ浜を望む 歩くと平坦だと思う道 上からだともっと平坦に見える
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星生崎の尾根筋の岩嶺 アスレチックのようで楽しい 通る度に好きになる場所
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難易度の低い岩肌の道は 自分の様な素人にちょうど良い負荷となる
この先 岩を越えたり 潜ったりと いろんなルートで抜けられる
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阿蘇方向 依然として雲海に沈んでいる 頭を出してくれると 爽快な景色になるだろうに
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星生崎から星生山に向かい途中の小高いマウンド 岩がゴロゴロして見えるが
どちらかというと ホクホクした土の印象が強い場所 比較的歩きやすい
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登りつめると 硫黄山と三俣山が奇麗に見える 三俣の右奥には平治岳が見える
右下には 北千里ヶ浜 連日の雨で川のようになっている場所がある
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マウンドの先は比較的なだらかで 尾根筋を歩いて行く 途中で振り返ったところ
右に久住山 左に天狗ヶ城 そのちょうど中央くらいに稲星山の頂上が見える
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星生山の頂上が見えてきた もうすぐ山頂だ 最後の岩場が少しキツイ
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左は扇ヶ鼻分岐方向 その奥が扇ヶ鼻 沓掛山は星生山に隠れ 此処からは見えない
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星生山山頂 星生崎 その向こうに久住山 左側には天狗ヶ城 中岳が重なる様に見える
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星生山の尾根筋を 扇ヶ鼻分岐方向に下って行く
この右斜面には 前回登った時 コケモモが群生していた
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穏やかな日は とても清々しく思えるが 強風の日は 恐ろしく思える場所
何も遮るものがないこの場所は 立っているのも容易でないことがある
自然とは優しくもあり 恐ろしくもある だから魅力があるのだろう
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少し下ったところから 久住山を眺める 右端が星生分岐 中央の平らな所が西千里ヶ浜
星生分岐の所から 手前方向から左に登山道が伸びている その登山道を見ていると
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星生山に登ってきている人の姿 このルート 急な坂になっている
休みながら登っている 10~15分も歩けば 誰でも山頂に辿り着ける
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先に進もう 正面は扇ヶ鼻 ミヤマキリシマの奇麗な場所だが
今年は虫の害が酷かったらしい
そう言えば今年は一度も足を踏み入れていない場所だ
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下に見える湿原が いつも以上に水量が多く 空が写り込んで 水面の青色が奇麗だ
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この辺りから ドウダンツツジの花が目立つようになる 秋の紅葉が楽しみだ
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ウツギの花 赤や白の花を咲かせる これもまたこの時期 奇麗に咲いている
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ウロウロとして 花の写真を撮っていると 早足で登ってくる人がいた
トレイルランのようだ くじゅうの山では 良く見掛ける人達
小さなリュックに 最小限の水と食料を背負って 駆けて行く
あのスピードには 到底付いていけない 凄い体力だと思う
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空が少し晴れてきた 下りの途中 岩と雲のコントラストが奇麗だ
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このルートで 最大の難所? 此処以外は なだらかな道なので そう思えるのかな?
大きな岩が作る 1m~1.5mの段差があって 杖を持っていると邪魔になる
かといって そんなに長く続かないので リュックに仕舞う程でもない
杖を手に持ったまま進むので なおの事歩き辛い だから難所に思えるのだろう
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下まで下ってきた あの岩が露出している付近が 急な坂になってた場所
ルートが木に埋まっているので 登山道がどう走っているのか分かり辛い
だからだろうか このルートを通る人は少ない 個人的には好きなコースだ

湿原にミヤマキリシマが 奇麗に咲いている株が幾つかあった
遅咲きゆえに 虫害を免れた株
立ち入り禁止区域のため 近くに寄れないのが残念だった
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少し高いところに立って さっき通ったルートを確認すると
この方向からだと良く分かる
斜面を くの時に曲がって 木々に隙間ができている
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7:44 扇ヶ鼻分岐の手前 星生山の登山道入り口の所で休憩
此処から駐車場まで1時間ほどかかる ここで朝食 エネルギーを補給しなきゃ
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少し下ったところ 以前 扇ヶ鼻の登山道になってたところの分岐近くで
ホオジロの囀りを聞く 「一筆啓上 仕り候」 なかなかいい声だ
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土の上では 蝶が日向ぼっこかな? これは ヒオドシチョウ
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草花にも ちゃ~んと名前がある この花は トリアシショウマ 
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これは シモツケ かな?
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8:34 そうこうしているうちに 沓掛山に到着 此処を越えれば牧ノ戸も近い
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8:47 駐車場が見えてきた マイカーも此処から見える
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帰りはゆっくりと歩き 草花を観察しながら 帰ってきた
駐車場に着いた時には 9時をまわっていた
腰も痛まずに済んだ さて 次は何処に行こう