初日の出と ミヤマキリシマ ~日出町 経塚山~

今年の元旦は 県内どこでも 日の出が良く見えるとのこと
本来なら 久住や由布岳に登って 初日を拝みたいところだったが
どうも喉の調子が宜しくない 山は待望の雪が積もっているというのに…

それじゃぁと 鶴見岳にロープウェイで登ろうと思い 行ってみると長蛇の列
この分だと 山頂に着くのが 日の出過ぎになるという

日の出後に着いても まったくもって意味がない さて…どうしたものか
経塚山なら 此処からでも十分な時間があり 日の出には間に合う

あそこはあまり人も居ないから ゆったりと観れるはず 行ってみよう
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鶴見岳ロープウェイの駐車場から 一旦 別府インター側に下りて
坊主地獄の手前を宇佐市安心院方向に入る 明礬温泉を経由して
途中 十文字原のテレビ塔の脇を通る さすがにここは車が多い
入口近くまで狭い道路に縦列駐車している 展望台も広くないので
このぶんだと ゆったりと眺めることは皆無だろう 先に行こう

途中 日出ジャンクション付近から宇佐別府道路沿いに入り
速見インター手前を下り 広域農道に入る そこから山越えで
杵築市山が待ち方向に進む その途中にポケットパーク日出がある
此処も車が多いが 向きが良くない 日の出方向には杉が茂っている

経塚山はポケットパークから数分の所に 取りつきの道路がある
前を走る軽のバンもそこに入った 「知ってる人は居るんだなぁ」
「意外と車 多いかもな?」 などと思いながら バンの後をついていく
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意外にも 突き当りの鉄塔横の駐車場には 軽自動車が1台
「よかった やっぱり少ない 此処ならゆったりできる」
混み合ったところが 好きではないので 此処で良かった

時刻は既に7時を回っていた 日の出まで15分程しかない
自分が到着して 直ぐに軽トラが1台やってきた
その後も数人が来たようなので 車もせいぜい5~6台だろう

ロケーションが悪いところでもないのに どうして人が少ないのか
たぶん 入口が分かり辛く 知名度が低いだけだと思われる

面前に別府湾が広がり 高崎山のシルエットが浮かび上がるイメージ 3

真正面が大分市 煙突やタンクの類がミニチュアのように見える
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少し左手には 日出町の中心部 その向こうには佐賀関に半島
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もっと右手には 由布岳鶴見岳が見えるが
残念なことに別府市街地は 手前の林に遮られている


東の空を 飛行機が 雲を輝かせながら飛んでいる
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飛行機に見入っていたら 「出た!出た!」 という声が聞こえた
視線を下げると 佐賀関の右側の山から 太陽が顔を出し始めていた
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徐々に昇ってくる太陽 雲の下 稜線からの日の出
久しぶりの 雲に邪魔されない日の出だ
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まん丸とはいかないが 真っ赤な太陽が昇った瞬間
塵も少ないのか 幾分か光が強い
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初日の別府湾と高崎山 景色として変化は少ないが悪くない
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その一連の日の出を ダラダラと撮ったのがこちら

朝陽に染まる由布岳東峰 西峰はガスに包まれている
由布岳に登れたら もっと違う初日の出が見れたんだろうなぁ
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周囲の人は 日の出を見て 早々に家路に向かう
自分はというと この後の光の変化が好きで 暫くとどまる

日の光が強くなると 水面に 黄金色の光の筋が現れる
陽が昇るにつれ 黄金色が徐々に白銀に変化していく
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さて 日の出はここまでとして せっかく経塚山に来たのだから
頂上まで行かなきゃ勿体ない ものの数分で山頂に着く
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登山道 というか 遊歩道 霜が降りていて 意外に滑る
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経塚山山頂 標高610mで ミヤマキリシマの自生地
山頂もそう広くもないので 株の数は驚くほど多くはないが
それでも 全部開花すれば それなりに見栄えはする
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此処のミヤマキリシマが 珍しいものと記された看板
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株を良く見ると ちらほらと花が咲いている
少し前まで咲いていた跡も また咲こうとする蕾も見れる
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暖冬という異常気象のせいだろうか 多くの株が同じ状況だ
まさか正月早々に ミヤマキリシマの花を見ようとは思わなかった
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氷点下の中の初日の出だったが また暖かくなるといいう
今年は 寒い冬って 期待できないのかな?

雪の積もった久住山に 今年も登ってみたいのだが…