三俣山一周

登山靴とリュックを新調したのに まだ山に行ってない
2月に雪の久住に登って以来 まったく山に行ってなかったので
リハビリと靴の試し歩きを兼ねて 三俣山を一周してみた
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三俣山は何度か登ったが いつも大曲がスタートゴール
坊がつるにも行ったことがないので 今回のコースは
初めて通る登山道が大半 どんな景色が待っているか楽しみだ
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7時50分に駐車場を出発 GS脇からコンクリ舗装の作業道を行く
逆回りも考えたが 登りやすさからするとこちらの方が楽なので
足慣らしもあって こっちから登ることにした
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道路脇にミツバツツジだろうか ピンクの花がチラホラ咲いていた
まだ咲き始めのようで これからゴールデンウィークに向けて
登山者の目を楽しませてくれることだろう
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靴は底がフカフカした感じでとても歩きやすい
ただ皮靴なので どちらかというと冬向けの靴
まだこの季節は大丈夫だけど 真夏は蒸れそう
暫く歩くと 作業道と登山道の分岐があった
駐車場からここまで ゆっくり歩いて約30分
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この石段を登って行く これまでよりも坂は当然きつくなる
足元も滑りやすい粘土質の土や ゴロゴロとした
石が散在する場所 笹の生えた変化に富んだ道を抜ける 
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好天が続いていたため 比較的泥濘ではなかったものの
大曲から登る登山道同様に 雨上がりは転倒に注意が必要だ
この先 先程分岐して別れた作業道に合流する この間25分
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これから少しの間作業道を通って また分岐してガレ場を登る
ここから先 大曲からすがもり越えまでは慣れた道
天気が非常に良くて硫黄山の噴気がとても良く見える
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すがもり越えに着いたのは 作業道に合流してから30分
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人は少ないものの 入れ替わり立ち替わりハイカーがやってくる
ここで15分休憩 軽くおにぎりで食事を摂り 水分補給も
ゆっくりではあるが休みなく登ってくると 結構疲れる

ここは風が強く それまでシャツ1枚だけだったが 気温が低い
ウルトラライトダウンを持って来てて正解 すぐに羽織る
体温を奪われずにすんだ 体感温度は10度くらいだろうか…

いつも登る道を横目に見ながら 北千里へと下る
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ほんの少し下ると風がなく暑くなる ここで上着を脱いだ
リュックを置いたついでに周囲を見渡してみる

北千里の谷の向こうには 久住山が見える
肉眼でも見えるが 双眼鏡で覗いてみると数人が頂上にいて
久住分れでは 複数の人が頂上を目指して登っていた
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振り返ると 岩に登山道を示す黄色いマーカー
こんなに必要ないと思いそうだが ここはガスが多くかかる場所
視界が数メートルになると当然登山道は見分けがつかなくなる
必要以上に印をしておけば 迷うことがなくなるというもの
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北千里に ゆっくり5分ほど歩き 下りついた
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この分岐から久住分れ方向は以前に通ったことがある
坊がつる方向は未知の区域 あまり良くないと聞いている
登りはきつく思えたので 左回りを選択したのもこのため
取りあえず先を急ぎ この北千里の浜を抜けた
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北千里の端まで辿りつき振り返る 硫黄山の噴気の向こうに
星生山の頂が見える 右の斜面は三俣山 分岐からここまで6分
その裾のくびれたところがすがもり越えの小屋の在る場所
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穏やかな道は一変して岩場の谷に変わる 谷の向こうには
右に高く尖った大船山と 左に丸い二つの尾根を持つ平治岳の
稜線が見える もうすぐミヤマキリシマの季節 
あの尾根筋が赤く染まる 今年もまた是非見たい景色
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登山者はそう多くないが 家族連れの姿も見られる
小学生か小さな子供が疲れたと言いつつも懸命に登っていた
この先もうすぐ平らになるからガンバレ!
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谷筋は見てのとおりの足場の悪さ 大きな岩を乗り越えながら進む
少し行くと 斜面の少し上に登山道があるのに気付く
どうやらコースから外れていたらしい そこを行くと
少しは歩きやすくなるものの それでも斜めの岩肌を
滑らぬように歩く 靴の方はというと意外と滑らずに歩けた
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登山道は意外と狭い シーズンには此処が渋滞するという
この下には法華院温泉山荘があり そこの宿泊客が列をなして
この道を登ってくる こんな道では狭すぎて追い越せないだろうなぁ
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写真では分かり辛いが結構な急坂 岩もデカイのがあって
表面はツルツルになっている 足元に気をつけながら下る
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暫くすると眼下に法華院の山荘が見えてきた
平治岳や大船山 三俣山から見下ろしたことはあるが
そこに行くのは今回が初めて どんなとこなんだろう
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上の写真の大きな砂防ダムの下から三俣山を見上げる
一番高いところの木が生えてない場所は見晴らしのいいところ
初めて三俣山に登った時に 途中で出会った人に教えて貰った
坊がつるを見降ろすことのできるテラスという場所
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下を見ると すぐそこに法華院温泉山荘がある
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この山荘の間を抜けるように 登山道がある 
北千里の端からここまで約30分 下りだが結構時間が掛った
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ミヤちゃんをデザインした自動販売機 
ポケモンのキャラクターをデザイナー にしだあつこさんが
デザインしたもの 可愛らしいキャラクターだ
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今回の目的は坊がつるのキャンプサイトの下見 先を急いだ
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高原の湿原に設けられた遊歩道 その向こうにあるテントサイト
土曜日のまだ10時半なのに もう幾つかのテントが張られていた
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木道を渡っていると 野焼きが行われた湿原に何やら青いもの
よく見ると そこかしこに春リンドウが咲いていた
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奥に進むと すぐにテントサイトが広がっていた
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トイレもあり 水道とステンレス天板の調理台を備えた調理場も
水場があるのは ここまで運ばなくてもいいからとても嬉しい
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キャンプサイトからすぐ近くの 平治岳と大船山の分岐まで行ってみた
ここからの三股山は とても雄大で奇麗な姿をしている
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坊がつるの入口である雨ヶ池分岐近くにあった案内板
これを見た方が ココがどんな場所なのかよく分かる
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その分岐付近からの眺め 湿原が一望できる
ここを出発したのが11時半だった ここに1時間も居たとは…
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ここから雨ヶ池を目指して 登山道を登って行く
ここの道は九州自然歩道といって よく整備されている
全てではないものの 石畳や木道で整備され 所々にベンチもある
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峠の広場で小休止して 残ったおにぎりを食べ 雨ヶ池に到着したのは
12時半だった 坊がつるから登り始めてちょうど一時間
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比較的雨も少なかったので 雨ヶ池は水がない
雨が降った後のここは その様が一変するらしい
今度は降雨直後の晴れ間を狙って来てみたいものだ
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雨ヶ池から下る途中 眺望の開けた場所があった
長者原のタデ原湿原が一望できる
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この辺りの木々は受講が高い 木々が芽吹き始めていて
ヤマアジサイなのか 頭の上では沢山の白い花を咲かせ 
紅葉の新しい葉は 赤みを帯びた良い色をしている
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全てではないが 木製の階段が整備されていてとても歩きやすい 
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タデ原まで下りてきたのが1時40分 雨ヶ池から1時間10分
登りだともっと時間が掛るんだろうなぁ 
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駐車場に着いたのが1時50分くらいだったので 
今回の山歩きは6時間 うち1時間は休憩してたので
5時間ほど歩きまわっていたことになる

靴は歩きやすかったが さすがに足が痛い
リュックは背中も蒸れることなく 担ぎやすかった
次に来る時はミヤマキリシマの季節かなぁ
その時は一泊してみるのも いいかもしれない