2013の登り納め (朝駆け その1) ~くじゅう連山 御池~

午前3時40分頃に家を出て 安全運転で駐車場に着いたのが5時10分頃
大分市内を抜けるまでに 幾つもの信号にかかり 到着が遅くなってしまった
日の出が7時17分頃なので 5時には此処を出たかったのに…

靴下にカイロを貼って 靴を履き スパッツを装着 アイゼンを着けて足元はOK
上はどの程度着込むか悩みながら とりあえずダウンのベストと風除け程度
リュックの中の持ち物チェックをして登りの仕度完了 登り始めたのが5時25分
やっぱり仕度に15分は掛かるなぁ… 到着した頃に登っていく人の灯りが見えたけど
周囲には朝駆けしようという人は居ない 一番最後 日の出ギリギリの時間で出発
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足元は22日に登った時よりも踏み固められ 雪の量も少なくなっていて歩きやすい
少し歩くと 木々の枝が白く染まっていた こうでなくちゃ雪山に登った気がしない
無理をせず 一歩一歩踏みしめながら急な坂を登っていく とりあえず沓掛山を越えなきゃ
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登りのピークを過ぎたあたり 5時44分 約20分で此処まで登れた
雪道は案外歩きやすい もちろんアイゼンのお陰でもあるが
夏山よりも 雪道の方が 路面が滑らかな分 歩きやすく感じる
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5時45分 道標を通過 22日には 文字が見えにくかったように思えたが
やはり温かいのかなぁ その後も雪は少しは降っていたように思ったが
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此処から沓掛山まではもう少し 整備された登山道を独りで登る
後ろを振り返っても 道路を行く車のライトは見えるが 人が登って来る気配は無い
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木立のトンネルを抜ける 風が無く暑くなる ダウンのベストが汗を吸っていた
この辺なら 風も無く身体が冷えないので ダウンを脱ぐ事にした
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登り始めて約1時間 旧扇が鼻分岐のところまで来たのが6時28分
日の出まで1時間を切っている 時間配分を考えながら先を急ぐ
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扇が鼻分岐には6時31分 目的地が御池の避難小屋 日の出まで残り45分かぁ
肥前が城の縁が明るくなってきた 細いクレッシェンドも見える 明日は元旦 月は新月
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6時51分久住別れ手前の避難小屋付近 日の出まであと25分ほど 厳しいなぁ 
もうチョット早く出ればよかったと いつも後悔しながらこの辺を歩いている気がする
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写真を撮る事も忘れ ひたすら歩いて避難小屋に到着したのが ほぼ予定の時刻
ガスに覆われていて 陽の様子が分らない とりあえず避難小屋に入り荷物を下ろした
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中に入ると避難小屋には2人の登山者が居た 挨拶をしてまた外に出てみる
天狗が城の上に 数人の人影が見える このときの風は尋常ではなかった
20m/秒前後の風が 脈を打つように吹いていて 真っ直ぐに立っていられない
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7時24分 お日様の顔を拝むことができた 2013年最後の日の出
これを観る事ができようとは 思いも寄らなかったが 家族と天気に感謝
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先客の話によると 日の出は10分程前に見れたらしい 確かに日の出時刻は過ぎている
それでも このときに見れた太陽は まさに「日の丸」のように 朱色の真円だった
写真のテクニックが無いので 見えた状態と色が異なるが まだ鈍い色合いだった
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稲星山の脇に昇る朝陽 ガスが消え 見通しが良くなってきた
一年を締めくくるには 最高に良いロケーション ただ 風が強い事だけを除けば…
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再び一面ガスに覆われ 太陽はその中に隠れてしまった 風は相変わらず強い
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岩にこびりついた 水の粒か 雪の粉が そのバロメーター 大きなエビの尻尾を形作る
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避難小屋に入り 暫しの休憩 今回の登山の目的の一つ お湯を沸かすこと
この寒さで ガスが使えるのか不安だったが 風も無く 暖かな小屋の中では十分機能した
暖かいとはいえ 見てのとおり吹き込んだ雪が 入り口付近を白く染めていた
内部にも 氷柱状の塊が壁から垂れていて 冷凍庫の中と同じ状況 やはり寒い
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念願のインスタントラーメン 「うまかっちゃん」を作って食べ 残ったスープに
冷たくなったおにぎりを入れ 炊き込んで雑炊にして食べた これがまた旨い
冷たい身体を 中から温めてくれる これは癖になりそうだ
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温かく甘いカフェラテを飲むと 身体に力が湧いて出る
避難小屋も その後4人が立ち寄り 7人となった 人が居るだけで暖かい
いろんな話が飛び交い 此処で1時間ほど休んでいた

一休みしたら帰る仕度を始める 一人ひとりと 次の目標に向けて出発する
8時35分 次の目的のために 避難小屋を後にした
前回果たせなかった 凍った御池の中心を歩くために (次につづきます)