タデ原湿原の草花とホオアカ ～九重町長者原 阿蘇くじゅう国立公園～

土曜日　男池から牧ノ戸方面に行こうと思っていた
目的は　「キュウシュウエゾゼミ」　を見ること
先週　牧ノ戸付近で沢山鳴いていたのを思い出し
『姿を探して　見てみたい』　と思ったからだった

その途中　長者原の　「タデ原湿原」　に寄ってみた
湿原にも　色んな草花があって　鳥や虫がいる
それを探してみようと　駐車場に車を止めた

最初に目に飛び込んできたのが　「ヒゴタイ」　の花
まんまるネギ坊主のような　アザミに似た葉をもつ
紫色の花を咲かせる　意外にもキク科の植物らしい

近くで赤とんぼが　羽に光を反射させ奇麗に輝いてた
この赤トンボ　逆立ちのように真っ直ぐに立っている
何度とんでも同じポーズ　このトンボの癖なのだろうか

タデ原の湿原には　いろんな花が咲いている
この可憐な花は　「サワギキョウ」　遠目には目立たないが

近くで見ると面白い形をしている
紫色の　この花は　独特の花弁で　可愛らしい

タデ原の奥の方　「坊がつる」への登山道との分岐付近
日差しが強いので　そよ風の通る木陰は　とても心地よい

この付近を歩くのは久しぶり
散策用の歩道も　整備されているので
歩いていて　とても気持ち良い


遠くで鳥が囀っている　「一筆啓上…」　ん？チョット違う　なんだ？

「ホオジロ」と思い　撮ってみると　「ホオアカ」　だった

初めて見る　ホオアカを　暫し眺めていた　日頃も何気に見過ごしているのだろう
身近にいる鳥も　遠目には分からず　意外な野鳥が近くにも　沢山居るのだろう

このホオアカ…　ホオジロにも似ているが　オカメインコのような頬で　愛らしい

青々した湿原のタデの原に　スカイブルーの空と　白く浮かぶ雲
「Ｔｈｅ夏！」と　言わんばかりの色合い　爽やかに見えるが　ジリジリト暑いｗ

湿原には他にも沢山の花がある　遠目には毒々しい色の　「シモツケソウ」
こうして近くでみると　雄蕊が放射状に広がっていて　奇麗なピンクの可愛らしい花

他に目立つのがこの　「キスゲ」　この時期に沢山咲いている
優しい色合いが心を和ませてくれる　赤とんぼがその花にとまってた

ピントが合っていないが　「ノハナショウブ」　という花らしい
咲く時期も終わりの頃のようで　一見奇麗に咲いているようだが
殆どの花が　傷が入り　萎れ掛けて傷んでた　チョット残念

散策用の歩道も定期的に手直しされているようで　左の方は少し新しい
いつも奇麗に保たれていると　また来ようという気になる　遠くから来る人だと
特にそう思うだろう　観光地であればこその気配りだ　とても感心させられる
一度投資すれば終わり　という地域も少なくないが　見習ってほしいものだ

ビジターセンター近くのつり橋のケーブルに　赤とんぼが沢山止まっていた

時間が正午をまわり　空の様子が少し変わってきた　山の方では積乱雲が育ち始めた　
雨はすぐに降りそうにないものの　この後プチ登山を予定している　先を急がなきゃ