由布岳 初めての朝駆け ~大分県由布市 湯布院の朝霧~

9月5日の土曜日 午前0時半に目が覚める 2時間ほど寝ていた
天気予報は 明け方まで晴れ のち曇り だった
空を見ると星は見えない 薄曇りのようだ
それでも月は出ていた ツキはまだありそうだ

今日は10時までに 戻らなければならず
遠くにはいけない 一番近くて登り易い山
由布岳を 朝駆けで登ってみよう!

以前 何処かの温泉で 6~70くらいの人が
「いつも由布岳に登っては 朝陽を眺めてた」
と言っていた言葉を なぜか思い出していた

昼間とは違う 黒闇の中の由布岳登山って どんなだろう
鹿やキツネが多い場所だけど 出会って怪我とかないだろうなぁ

由布岳から眺める 別府湾越しの朝陽ってどんなだろ
真っ赤な太陽が 昇っているとこみたいなぁ

初の事をする時は 期待と不安が入り混じる
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書きかけの ブログの更新を済ませ 家を出たのが2時30分頃
今回は 飲食物の準備万端 給油も帰ってからの予定
真っ直ぐ 由布岳の南登山口に向かう

登山口駐車場には 3時10分過ぎに到着
久住とは違い 由布岳大分市内からとても近い

リュックの中身をチェックし 食料と飲料を確かめる
防寒着は必要以上に用意し 靴を履き換えて出発

準備中に 数台の車が駐車場に入ってきた
由布岳を 朝駆けするような物好きって 居るんだ」と
自分のことを棚に上げて 何故か感心してしまった

3時20分 南登山口を出発 薄らガスが掛っていた
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10分程で日向岳分岐に到着 ここから 当面の目標は 「合野越」
前回登った時は ここから40分だった 今日はどのくらい掛るだろう
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ここの山は 鹿が多い 山開きの日には30頭ほどの群れもいた
遠くで眺めるのは良いが 真っ暗な中で 野生の動物には遭遇したくない
しかしそれは難しい 何しろここは彼らのテリトリー
こちらの都合に合わせて貰える筈もなく 案の定 鹿と遭遇
それに加え 木の上で寝ていた鳥を ヘッドライトで起したらしく
静まり返った真っ暗森に バサバサという大きな音で 驚かされた
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3時57分 合野越到着 登山口から35分だった 予想外に早い
前回は45分掛った でも 頂上に5時半頃までには到着しておきたい
そのために ここの通過は 4時までには済ませておきたかった
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ここのベンチで休憩 水分補給でスポーツドリンクを飲む
一息ついた所で出発 できるだけ早めに頂上に着きたいが
ここからまだ1時間半くらい掛ってしまう 予定時刻ギリギリだ
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20分程上ったところで 頂上までの案内標識に気づく
そう言えば前に登った時にもこれを見て 先が読めて助かった

残り1600m 平地だと大した距離ではないが 坂道は辛い
ず~っと登りの由布岳は 平地の4~5倍の時間が掛ってしまう
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登山道は比較的整備されているが こぶし大の石がゴロゴロしていて
石の上に足を載せると 石が転がって歩き辛い
急峻でも 岩山の方が登り易く感じる
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時折薄いガスが流れて来る 月は出ているので天気は良さそうだ
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合野越から1時間10分 残り400mの標識が目についた
途中にも幾つかの標識があったはずなのに 気付かなかった

時刻は5徐06分 頂上はもうすぐ 20分も掛らないうちに着きそうだ
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白い霧の様なもの 怪奇なものでも何でもない
汗が蒸発して 霧状になって漂っている
息も荒く 汗だくになって登っている
頂上が近いぶん 傾斜もキツくなる
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5時15分 マタエに到着 ここから頂上までもう少し 15分登れば 頂上だ
西峰は岩場登りがあり危険が伴う 今日の頂上は東峰にした
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5時30分 東峰に到着 登山口から2時間10分
空は 薄らと白くなってきていた 日の出まで20分程ある
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頂上には 意外にも誰も居なかった 自分が一番乗り
それでも 5分もしないうちに 4人が登ってきた
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東の空は雲が掛っていた 日の出の時刻には晴れそうもない
雲の上からの日の出となりそうだ 5時40分 少し朝焼けが見える
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真上に近い所にも朝焼けの雲 陽はもうだいぶ登ってきているようだ
日の出の予定時刻まで 後10分 日の出はどうだろう…
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その直後くらいから 鶴見岳の方からガスが昇ってきた
一時的ではあったが 周囲がぼんやりと 霞んでしまった
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西峰にも2人登っている 真っ暗に近い夜明け直前
マタエ辺りで追い付きかけてきた人達だ
西峰の頂上は広く平らで 足元が安定しているイメージ 18

5時50分 日の出時刻の頃 お日さまは見えず
鶴見岳のシルエットの向こうは 雲が多く地平近くが見えない
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湯布院の方を見下ろしてみると 朝霧が盆地を覆っていた
湯布院では 良く見られる現象 盆地の中に居ると
濃い霧に包まれて 曇っているように感じるが
数時間後に霧が晴れると 青い空が盆地を照らす
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日の出の頃 由布岳の北側の峰に 濃いガスが掛り始めたイメージ 21

ガスは 見る見るうちに山頂を覆う
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さっきまで見えていた 鶴見岳も見えなくなってしまった
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日の出予定時刻 5時50分から遅れること30分
東の空に陽の光を確認 真っ白い太陽が見えている
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月の様な 淡い光の太陽 こんな太陽を観るのも久しぶりだ
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日の出を確認して 6時30分に下山
その前に頂上で記念写真
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帰りは 登りで見られなかった花をゆっくり眺める これは 「イヨフウロ」 
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小さいけれど 「シモツケソウ」 も咲いていた
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黄色が鮮やかな 「アキノキリンソウ
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マタエに下りる 西峰もご覧のとおり 濃い霧の中だ
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見下ろすと 湯布院の朝霧が見える
ガスが掛っているのは 山頂だっけのようだ
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マタエから少し下ったところからの パノラマ
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一株だけ咲いていた 白い 「ホタルブクロ」
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少し下ったところから 西峰を見上げたところ
山水画の様な山肌が 印象的な由布岳
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飯盛ヶ城 を見下ろす あの小高い山も登ってみたい
春先の 草の丈が短い時にでも登ってみよう
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途中森を写していたが 撮影のモードがジオラマになっていた
気付かずに そのまま撮影 でも意外と面白い
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8時40分には 登山口近くまで降りてきていた
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今回は奇麗な日の出を見ることができなかった
リベンジしたいと思いつつ 帰路に着いた
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