由布岳から 日向岳経由 駐車場へ ~由布岳下山~

陽が昇って 空が明るくなるが 太陽は雲の中
別府湾を金に染めた光の道は 銀に変わる前に消えてしまった
東峰から駐車場に戻ろう 先週はそのまま引き返したが
今日は東登山コースを下る事にした このコースの方が楽しいからだイメージ 3
見おさめにと 別府湾を覗くと 佐賀関の半島が浮かび上がっていた
同様に 臨海工業地帯も良く見える 新日鐵住金から 昭和電工 新大分発電所
手前には 別府の街も 僅かだが見えている 別府湾もいつになく穏やかだ
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東側に下りて行く 山頂の頂上を示す柱 次はいつ見るだろう
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少し下ったところから 東峰を見上げる
意外と切り立っている山肌 下りは危険が伴うが
結構楽しく下りられる 正面の登山道と違い岩場が多いため
石車に乗る事もなく 予想外に快適な下山となる
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東峰の山頂にあるあの岩 上に昇る事も出来る
面白い写真も撮れそうなので 今度登った時は岩に乗ってみよう
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東登山道に下りるところから お鉢のコースを少し覗いてみる
とても険しい岩の上を渡り歩くコース 身軽にしておかなきゃ通れそうにない
機会があれば 一度挑戦してみたい場所だが 高所恐怖症なので足が向かない
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東登山道を下り始めると 所々に切り立った場所がある
ここは左側に下るのだが 正面に一旦下りて
先の岩と手前の岩の 狭い部分を通りぬける
小柄な人だと楽々通れそうだが 大柄だと難儀する
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このような急傾斜が 幾つも続くが 浮いた石がないので歩きやすい
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木のトンネルになった登山道 岩場を掴みながらゆっくりと下る
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東登山道唯一の鎖場 綱を張っているところが多い中 此処だけ鎖になっている
高低差は6mくらいだろうか 岩の表面がゴツゴツしていて
足を掛けやすく 掴みやすい 見掛けよりも登り降りは楽かもしれない
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下っている途中 岩と鎖の両方を使って身体を保持する
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下から見上げたところ こういう石壁は慣れると楽しい
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坂は 急になったり緩くなったりを繰り返す ここは平らな場所
左から進んで右に下りて行く 一段下の右側の突出した部分まで行き
そこから左に急坂を下る こういう感じの所が幾つもある
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振り返ると 由布山頂付近の岩領が見えるが この付近から頂上は見えない
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南の方を見ると右端にくじゅう連山 一番高く見えるのが大船山
眼下の草地はゴルフ場ではなく牧草地 結構広く彼方此方に点在する
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また傾斜のきつい場所に出た ここはロープを頼りつつ 岩肌を下る
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見あげるとこんな感じ ロープに頼り過ぎると危険なので 岩を中心に身体を預ける
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続けて似たような急坂 此処もロープに頼りすぎないように注意
丈夫なようだけど 枯れ木に結び付けられているので 心許ない
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下から見上げるとこう 結構急峻 でもそれが凄く楽しい
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そして徐々に 傾斜の部分も緩やかになって行く
木々の高さを感じるようになる頃 綱場もなくなっていく
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最後の綱場を抜けると 斜面を斜めに下る道になる
適度な傾斜 ゴロゴロとした石も少なく とても歩きやすい
正面の登山道は 単調で変化がないくせに 人が多いので
下りはこっちを歩くと 楽しみながら下る事が出来る
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下れば下る程 道が分かり難くなる 余所見をしてると
いつの間にか 登山道から外れることがあるので要注意
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この大岩が見えると 日向岳分岐がすぐそこだ
今回下ってみて 以前と道が違ってみえたのだが
気のせいだろうか 前回よりも道が分かり辛く思えた
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岩の上の僅かな表土に これだけの木々が自生している
根は地上まで達しているように見えないが 野生の木々はたくましい
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ゆっくり下ったので ここまで1時間20分掛っていた
時間は十分にあるので 森林の中で 鳥の囀りを楽しみながら歩く
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いつもこの日向越を通ってて気になっていた山 「日向岳」
どんな山なんだろう 下から登ると1時間以上かかる山だが ここからだと
そんなに遠くない チョット寄り道して 日向岳に登る事にした
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どの程度の人が 日向岳に登るのだろう
道らしき場所は何気に分かるが ともすると見失ってしまいそうだ
木の枝などに巻かれた 赤や黄色のテープを探しながら歩く
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そのテープも 見落としてしまいそうな 森を抜けて行く
暫くするとピークに出たが 此処が頂上ではない
一旦下って その向こうにある山に登る こんな疎らに木が生えた森でも
意外と見通しが利かない GPSを持っていないと ガチで迷いそうだ
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下りに掛る 対面に山があるのだが 意外にも良く見えない
空も見えそうな程 木々には隙間があるのに それが見えないとは
山で迷うとは こういう錯覚や 思いこみで起こるのだろう
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下りついた右手に沼のような場所があった 行ってみたかったが
登山道から外れてしまうのと 足場が良く分からなかったので
そこには寄らず 日向岳の山頂を目指し テープを探しながら進む
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山肌をまわる様に登って行くと 数回折り返すように道が続いていた
さっきの谷間から標高差20mほどで 日向岳山頂に到着
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頂上には 日向岳展望所と書いてあるが
全く展望は望めない 昔は木々も小さく 展望が開けていたのだろう
その名残か 頂上には ミヤマキリシマの株が幾つも見られた
森が茂ってしまえば これらの木々も 枯れてしまうのだろう
周囲の雑木を伐採してあげたら良いのにと ついつい思ってしまった
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頂上から下ろうとして テープを探すが 見つからない
そんなはずないと 懸命になればなるほど分からなくなる
が 不思議なもので 冷静になって山頂を見ながら
その周囲に目を配ると すぐに沢山のテープが見えてきた
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おまけに こんな看板も 登山道の周辺以外には絶対に立てない代物
道に迷うということは こういうものすら見えなくなってしまうことなんだと実感
そこには 灰皿まで用意されていて この御時世には不似合いなものに思え
凄く違和感を感じてしまった 灰皿の塗装が奇麗な事が 違和感を増幅させた
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足元の登山道の痕跡と テープを目で追いながら 元の道に戻る
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」下って行くと 上る途中で見かけた沼地に出てきた
周囲に所々土の表面が掘り返されていて 猪の仕業だろうか
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ここら辺りは 地面が堅い でも 沼の周囲は分からないので 近付くのはやめた
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沼地からすぐの所に 大きな岩で3方向囲まれた場所があった
通り掛った時 そこだけなぜだか 熱の様なものを感じた
パワースポット? などとも思ったが 周囲を囲われてたので
風が遮られ 自分の体温を 自らが感じていたのかもしれない

そこから間もなく 元来た見慣れた道に戻った
下りの方が 高低差も 傾斜地も少なく 歩きやすかった
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元の道 いつも見る木 たらこ唇の木
チュ~ってしているようで 見れば見る程 面白い
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ここから先は 岩と苔の森 もののけ姫でも出て来そうな森だ
多くの木々が苔生した根をもつ中 この木は苔を殆ど纏っていない
まるで さっきまで動いていたのではと 錯覚してしまいそうな根っこ
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岩の杉苔と シダの幼い葉 こうしてみると 此処だけで森が形成されているようだ
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進むにつれ 岩と木々の苔生した風景が多くなる
この森には カケスや ヤマガラ コゲラ ゴジュウカラなど
多くの鳥が居て せわしなく飛び回っていた
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ここにも居た まるでエイリアンの様な木の根 夜中に徘徊していなければ良いのだが…
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東登山道と 中央登山道を結ぶ 自然観察路 その分岐が一か所ある
いつもか下るところだが 今回は合野越方向に登る道を選んでみた
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すると ものの数分で朝通った 中央登山道に着いてしまった
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そこからほどなく 日向岳分岐に到着 時刻は9時50分になっていた
寄り道したり 鳥を探したりしていたため 登場の倍の時間掛ってしまった
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今日は山頂が良く見える 山頂からもこっちが良く見えることだろう
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この付近には 沢山のツバメが飛び交っている
少し大きいサイズに見えたので ツバメとは別物?と思って
撮ってみたが 違いが分からなかった
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帰りに 志高湖に寄って 由布岳を写してみた
逆さ豊後富士は あまり奇麗ではないが それなりの写真になったようだ
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さて次は 何処に行ってみよう シルバーウィーク 天気が良いと良いなぁ