大船山 真っ赤な夕暮れの紅葉 ~2015-10-17 夕陽を見たくて~

大船山の紅葉 今がピークのようだ
今日は午前中に用事があったので 午後から登った
家を出たのが午後1時 ガラン台に着いたのが午後2時過ぎだった
牧野道を上がる時に 運よく対向車が無かった
頂上の駐車場に着いたとき 1台の車が下って行った
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さすがに今日は車が多い 登る途中にも数台路駐していた

上の広い場所(駐車場)に車を止める
靴を履き替え 杖を用意し
リュックの中身を確認して準備完了

14:17 駐車場をあとにした
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コンクリート舗装の牧野道を少し登る
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 14:21 4~5分で登山口に到着
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ここから ゆったりとした上り下りの樹林帯に入る
少し紅葉してはいるものの 青々した森の中は心地良い
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14:30 登山口から10分もしないうちに 柳ヶ水分岐に着く
ここから少しづつ登りがはっきりして きつくなっていく
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14:46 柳ヶ水分岐から15分程進むと 大きな岩がある
此処にはドングリがたくさん落ちていた

帰りに大きな牡鹿と遭遇したのも此処
一頭だけだったが 黒々した毛が印象的な鹿だった

野生動物のレストラン的な場所なのだろう
食事の邪魔をして申し訳なく思った
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其処から5分程進むと 溝のような掘割の登山道になる
この辺りの道は 登るときにはさほど気にならないが
下るときに 砂利がベアリングのような働きをし
とても滑り易いので要注意 下りは毎回転倒しそうになる
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15:18 先程の見晴らしから20分登る
この位の色づきが最も奇麗に思える
やっぱりカエデは色合いが素晴らしい
とは言え ナナカマドやドウダンツツジ
とてもいい色をしていて 甲乙点け難い
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15:18 木々の彩りに赤味が増してくる
陽が傾き 斜めから射し込む日差しが
紅葉した葉だけを 浮き上がらせる
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15:27 鳥居窪に到着 正面が大船山
ここから近くに見えるが 登ると意外に遠い

手前の斜面も紅葉している気が多いのだが
ちょうど陰になっていて 写真では良く見えない
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15:39 紅葉に囲まれながら登山道を登る
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16:01 展望が開ける 頂上までもう少し
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16:11 阿蘇が見えた 中岳は静かなようだ
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其処から見上げると あの大岩が見える
此処からだと 大岩まで10分くらいだろうか
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16:21 大岩に到着 先週よりも紅葉が進んでいて
手前の木も いい色に染まっている

日差しの方向で 大岩の表情が全く違うのは面白い
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16:40 頂上が見えた リュックが重い分
2時間半を目標に登ってきたが 意外にも早く着いた
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頂上付近は紅葉がピークに達していた
来週には 葉が落ちはじめることだろう
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頂上に登る途中 御池を見下ろすと
鏡のような湖面に 鮮やかな紅葉の山肌が写っていた
こんなに景色が写り込んだ御池は これまで見たことが無い
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妖しいまでに 青い空の色と陽を受けた紅葉が 湖面に映し出され
まるで異世界への入口ではと 錯覚するような色合い
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頂上から見る山は 傾く陽に照らされ 全体が赤く染まり
僅かな常緑樹の緑が見えるだけの 素晴らしい眺めだ
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16:53 重いリュックを山頂に置いて 御池に下ってみた
そこには上から見た池と 同じ色が映し出されていたイメージ 24

鮮やかな紅葉が 周囲と水面でそれぞれ色合いが微妙に違う
それがまた 何とも言えない風情を醸し出している
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頂上に戻って 他の方向も見下ろしてみる
南西の方向 先週と打って変わって 一段と紅く見事な眺めだ
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北側 段原・北大船山の方向 こちらも見事に紅く染まっている
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西側 坊がつる方向を見下ろす これまた見事だ
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真南側 遥かに祖母山が見える 此処から見下ろす全てが
夕陽の日射しも手伝って 真っ赤に染まっている
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改めて 坊がつるから段原方向 遠くからはこの色は見えない
山頂に居る者だけが 目にすることのできる色
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東の方向 大船の山の形が 霞みのスクリーンに映し出される
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陰になった御池の周囲は 山全体を彩る紅葉の様子が良く分かる
残念なことに 水面の色は 陽のある時の明るさを 無くしている
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17:24 もうすぐ日没 陽はくじゅう連山の 扇ヶ鼻の方向に沈んで行く
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山頂も 夕陽に染まり紅くなっていく
朝日とは違い 何故か哀愁を感じる
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南側の斜面 さっき以上に紅くなっている
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陽が落ちる時の紅葉は とても鮮やかに見える
遥か先に 双頭の峰を持つ由布岳が 夕陽に染まっている
山の峰々と 霞む谷間 なんと風情のある景色だろう 
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17:31 陽が沈む 光の筋も角度を無くしてきた
この日最後のシャッターチャンスを逃すまいと
最高のロケーションの望める場所から 各々がシャッターを切る
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17:33 最後の陽を浴び 紅葉の紅さはMAXになる
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あの山に 陽が隠れたら そこから闇に転じて行く
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阿蘇五岳のシルエット 時折中岳から噴煙が上がる
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日差しを感じる 今日最後の瞬間
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まだ他のカメラマンは山頂に居る 彼らは陽が落ちるまで山頂に居た
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17:42 もう陽の光は弱く 肉眼では赤く見える太陽
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この日の日没時間 熊本で17:43
大分市内では既に 日没の時間を過ぎている
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左上に月齢4.1の月 三日月よりも少し太い月
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17:43 地平をオレンジに染め 鈍い赤になる太陽
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そして ついに陽は沈んでしまった
この時 以前 冬の牧ノ戸峠で日没を見に
昼から久住に登るという御老人を思い出した

久住から見る日没も 良いものかもしれない
いつか 久住からの夕陽を見に行こうと思う
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18:13 陽が暮れて 大分市内にも明かりが灯り始める
風も出てきた 意外にも星空は見える数が少ない
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玖珠方面の様子 こちらも徐々に明かりが増えてきた
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18:14 坊がつると 法華院温泉山荘 その上の登山道にも
登山者の灯りが見える この時まだ 三俣山にも人がいた

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食事をし周囲の景色を眺めていたが
風も強くなってきた 体感温度は5度を下回っている

一晩居るつもりで登っては来たものの…

さてどうしよう? このまま居ても 星空は期待できない
風で体温が奪われてきた 朝まで居たら凍えそうだ

帰るか! そうしよう! そう決断し準備を始める
支度が整ったのは 18:50を過ぎていた

これから下れば 2時間も掛らずに車に戻れる
焦らず足元を確認しながら 来た道を戻ることにした

途中 見事に転倒してしまうという場面もあったが 無事に下山

結局1時間30分で ガラン台に止めた車に到着した
20時半前という時間 さすがに最後の1台になっていた