鶴見岳から南平台の登山道周回散策 ミヤマキリシマは終わりですね…

日曜日 午前8時前 朝目が覚めると空は曇り 雨は降っていない
昨日 万年山に行ったばかりで ふくらはぎが筋肉痛だと言うのに
 一日中 ジ~ッとしているのも時間が勿体ない 今日も何処か近場に行ってみよう

大分市内から最も近い メジャーな山といえば… そう鶴見岳
ロープウェイを使えば 10分で山頂近くまで行けるので これまで登山したことがなかった
鶴見岳の脇の南平台には以前行ったことがあるが… ミヤマキリシマが咲いてたら
以前叶わなかった 南平台から花越しに 由布岳を眺めて その写真を撮ってみたい

早々 昨日担いだリュックの中身を確認し 朝飯を食べて家を出たのが8時半
途中 コンビニで食料を調達 志高湖経由で登山口に向かう どのくらいで着くだろうか
イメージ 2

郊外のコンビニを出ると 間もなく9時の時報が車内に響いた
思いのほか時間が下がってしまった 日曜の朝は車が少ないのでスムーズに進む

神社の駐車場に着いたのは9時半 広い駐車場に車が10台ほど止まっていた
自分が到着した直後 2台の県外ナンバーが到着 こんなところよく知ってるなぁ
靴を履き替え 杖を用意する 登山の支度を済ませ 駐車場を出たのが9時45分
イメージ 3

駐車場の前の道路に向かい合うように 火男火売神社(ほのおほのめじんじゃ)に通じる
柵のついた道がある この道を通って神社に行き その脇の登山口から登る

この神社に通じる道のすぐ横に 未舗装の林道があるが 間違っても
そっちに行ってはいけない 二つの道は交わることなく別の場所に導かれる
林道自体は前から在ったように思うが 駐車場の工事現場事務所らしきプレハブ
林道のためなのだろうか 平日はバリケードで駐車場に入れないとかあるのかな?
イメージ 49

門柱の脇から道に入る 神社までのこの道の斜度のキツイこと
ここでペースを誤ると 足に大きな負担を強いる ゆっくりと進んで行く
9時52分に神社の脇に到着した 左奥から登山道に入って行く
イメージ 4

9時53分 神社の脇を抜けようとした時に見つけたもの 一気登山道の道標だ
これは「べっぷ鶴見岳一気登山」といって 毎年4月第2日曜日に 別府市の海岸(海抜0m)から
鶴見岳の山頂(1375m)まで 全長12kmの道程を 文字どおり一気に登るというイベント
今年はタイムレコード更新したらしい その時間とは1時間11分50秒 とてつもない記録だ
イメージ 6

ここから山に入る 最初からキツイ傾斜の登山道だった記憶がある マイペースで登ろう
イメージ 5

10時ちょうど 一気登山道の道標 さっきのより海抜が50m増えている
さっきの標識から7分 次の地点までの時間と近い ゴールまで1時間15分
この調子だと11時20分くらいには頂上に着くのかな? でもまだ先は長いなぁ
イメージ 7

10時7分 次の表示を見つける さっきの標識には所要時間7分と書いていた
次の標識までは8分 このペースで登れば11時20分頃までには頂上に着きそうだ
イメージ 8

10時11分 林道を横切る この林道は駐車場の所からのものではない
由布岳との境の 通称エコーラインから伸びている ここを横断して先を急ぐ
イメージ 9

10時15分 前の標識からちょうど8分 標識どおりの時間に感心する
あの標識って 作るまでに何度も時間を計測して 一枚一枚作ってるんだろうなぁと
感心してしまう 全て似ているが 全て違うことが書かれている 大変だったろうなぁ
イメージ 10

10時24分 ひとつ前の道標から9分が経っていた 少し遅れ気味
周囲にガスが掛ってきた 天気は回復するとのこと 晴れてくれると良いのだが…
イメージ 11

ほぼ同じところに鶴見岳方向と 南平台の分岐があった 今日の目的は南平台だが
ガスが掛っていて 真っ直ぐ行っても眺望は望めそうもない 一旦鶴見岳に登り
ぐるっと回って 帰りに南平台に寄ることにしよう ここを真っ直ぐ進んで行く
イメージ 12

10時23分 次の道標があった 予定は8分だったが 9分経過している
ここで標高が1000mちょうど 残りも距離にして1100m 45分と書いている
地図で見ると この先は等高線が狭くなっていて ジグザグに道が切られている
これからの標高50mって言うのは 結構キツくなりそうだ 額の汗をぬぐいながら進む
イメージ 13

10時39分 予定7分の所を16分… 途中で少し休憩をとったためだが…
斜度が増してきた ガスも濃くなってきて 湿度が非常に高い
額から玉のような汗が噴き出している 少しペースを落として歩こう
イメージ 14

10時47分 予定では7分の所を8分 ゆっくり歩いたにしては まずまずの時間だ
周囲のガスがどんどん濃くなる 本当に晴れるのだろうかと心配になる

ここまで幾つもの道標を見て 不思議に思うことがひとつある それは
次の地点までの距離と時間 距離は50m刻みではない 時間も5分刻みではない
でも ゴールまでの距離と時間は いつも50mと5分の刻みになっている
それでも時間を見てみると 意外と予定時刻に差はないのが不思議だ
イメージ 15

10時55分 8分の予定の所を 予定どおりに8分で登っている
予定どおりに登る自分よりも 予定どおりの時間を示す道標に感心する

ここに来て残り時間の刻みが 5分でないのには笑ってしまった
イメージ 17
11時5分 予定では8分の所 10分かかっている この辺りの傾斜は結構キツイ
残りの距離と時間の表示が細かくなっている 残りが短い分計算し易いのだろうか
イメージ 16

11時12分 予定どおりに7分で到着したが この表示は今までのと違って 標高が1260m
50mの刻みはどうなったんだってツッコミたくなる 表示内容も細かい 頂上はもうすぐかな
イメージ 18

11時15分 ロープウェイの駅と 山頂方向との分岐 ここは迷わず山頂を目指す
イメージ 19

依然としてガスは濃いものの 少し遠くなっている気がする 周囲がクリアに見える
頂上が近くなり ミヤマキリシマの花も多く見られるようになってきた
イメージ 20

11時29分 頂上ではないが ほぼ山頂に近い展望所に到着です ここで小休止
所要時間が 駐車場から1時間45分 思っていたくらいの時間で登れました
一気登山よりも 多くのハンデ貰っているのに… ランナーの凄さには ただただ脱帽
イメージ 21

鶴見岳のミヤマキリシマも もう終わりかけのようです 多くの観光客が居ました
でもガスに包まれて 眺望が良くありません せっかく登ってきたのに残念です

写真には撮れませんでしたが シジュウカラが芋虫を咥えてウロチョロしていました
そう言えばこの季節に 以前ここで シジュウカラの巣を見つけたことがありました
子育ての季節なんですね 巣はたぶんあの辺に… 意外な所に巣ってあるんですよね
イメージ 22

終わりかけのミヤマキリシマ 一部の株はちょうど見ごろ 奇麗に咲いていました
奇麗な株を手前に入れると あたかも満開のように見えるから不思議です
イメージ 43

鶴見岳の頂上です 12時前とあって 登山者はちょうどお昼のお食事中
ロープウェイではなく 自分の足で登ってみると 登山者が意外と多いのに気付きます
幾分かガスも晴れて 青空が見えるようになりました どんどん天候も良くなってきてます
イメージ 44

鶴見岳縦走路の看板 一度は挑戦してみたいと思います そのうち計画してみよう
イメージ 23

山頂の縦走路入口付近から見た 先程のミヤマキリシマの咲いてたところ
またガスに包まれています 少しづつは晴れて来ているのだが…
イメージ 24

進行方向に山の影が見える 由布岳? それにしては近い あれはどこだ?
聞いてみると 由布岳は遥か左手方向で 正面は「鞍ヶ戸」という山とのこと
手前にミヤマキリシマの群生地があった ここも既に時遅し 先週なら良かったのかも
イメージ 25

馬の背まで降りてきて振り返る 先程の群生地が見渡せる
ここから見ると そんなに群生していないように見える
ここが分岐になっていて 下がれば南平台 背中側は鞍ヶ戸 正面が鶴見岳方向
大船には居なかった山ガールともすれ違う 鶴見岳は誰でも手軽に登れる良い山だ
イメージ 1

南平台への分岐の道標 これから この先の急な坂を下って行く
イメージ 26

鶴見岳山頂から 何処からともなく硫黄の香りがしていた 何処から漂ってくるのか
まさか明礬温泉? 伽藍岳は余りにも遠すぎると思っていたら こんなところに噴火口が…
馬の背の別府側の 少し下ったところから黄色っぽい煙が立ち登っていた
最近あちこちで噴火が話題になっている ここが噴火したら別府市内は大変だぁ
イメージ 45

馬の背から下る登山道 こぶし大の石がゴロゴロしてて歩き辛い
リュックに刺した杖を取り出し 転ばないように4本脚になって歩く
杖があるだけで こんなに転び辛くなるのは とても不思議だ
イメージ 27

一気に下ると なだらかな稜線になる この先にまた分岐がある
イメージ 28

西の窪分岐 マイナスイオンたっぷりといった感じの 穏やかな場所
イメージ 29

ほぼ平坦な 薄日の差しこむ心地良い緑地帯を 東南方向に進む 
イメージ 30

12時37分 南平台の分岐に到着 ここはどの方向にもなだらかな道
目的の南平台方向に進む ここからそんなに遠くない どんな道だろう
イメージ 31

そんな穏やかな森に 妖怪出現! 南平台の道標をムシャムシャと食べていた…
という風に見えてしまうから面白い 金属の板を巻き込むように木が生長していた
イメージ 32

12時40分 目の前が開けて 正面にガスを纏った由布岳が見えた
もう少ししたらガスもとれそうだ 頂上付近に行けば丁度良いかも
イメージ 33

南平台への登山道 傾斜もキツくないので ほぼ直進 ウツギの木の下をくぐって進む
イメージ 34

12時53分 頂上に到着 右の高い部分が鶴見岳 左が鞍の戸 中央の凹みが馬の背
イメージ 35

こちらは由布岳 間もなくガスが取れそう それにしても 全般的に霞んでいる
PM2.5のせいだろうか? もう少し空気が澄んでいると もっと近くに感じるのに…
イメージ 47

ヤマキリシマと由布岳 南平台の花も もう終わっていて これが最後の花のようだ
由布岳の北の肩には ピンクに染まった部分が見えた そこは満開のようだ
今日は由布岳に登った方が良かったのかもしれない 今となっては後の祭り

ここで遅い昼食 数少ないミヤマキリシマの花と 由布鶴見岳の景色をおかずに
コンビニで買ったおにぎりを食べた 山の上で食べると とても美味しく感じる
暫く休憩したのち 昼食をしませると 13時15分 下山開始
イメージ 46

植林された杉の林を抜け 13時32分 踊り石まで下り着いた
ここは西登山道と 南平台 神社への分岐になっている
イメージ 36

大きな石の下が比較的浮いた状況になっている 踊り石という名 揺らすと動くのだろうか?
などと思いつつ 13時36分ここを離れ 神社方向へと進む
イメージ 48

うっそうとした森の中 鳥の囀りが心地良い 初めて聞くような鳥の声も沢山ある
姿を見たいが 素人にはとても見ることはできない 写真に収めるなんてとても無理だ
イメージ 37

なだらかな森を抜けて行くと 13時59分 鶴見岳方向との分岐に辿り着いた
イメージ 38

14時9分 林道に着いた 神社はもうすぐ ここからまた斜度が増す 足元に気をつけよう
イメージ 39

間もなく神社が見えて来そう と思いつつも なかなか下り着かない
登山道はしっかりしているが 意外と道幅が狭い 足が疲れた終点間近な場所
ふらついて滑落しないようにしないとね 最後の最後まで安全に!
イメージ 40

14時25分 登山口に無事着きました 神社で一休み 残った水を飲み干す
駐車場まではもう少し ここからは登りと違って 苔生した階段を下りて行きます
イメージ 41


石の階段を下りたところ 御神木なのか 階段を挟むように大きな二本の杉の木
この入口は 一人通れるくらいの隙間 一気登山の時は混みあうんじゃないかな?
イメージ 42

14時40分 そんなこんなで 何とか元の駐車場まで戻ってきた
ゆったりのんびりの山歩き 足の痛みもそんなにないのには意外
案外体力がついてきたかな? さ~て 次は何処に行ってみようか
イメージ 50