豊後二見ヶ浦 〔ライトアップされた大しめ縄と満月〕

昨年の暮れ 豊後二見に大しめ縄が掛け渡された
毎年恒例の行事 夜にはライトアップされ
元旦には 多くの人が初日を拝みに来るらしい
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この季節 日の出の方位は真東よりも27.4度南側
ここで初日の出を見たことがないので確かなことはいえないが
しめ縄越しに昇る陽を見ることは難しそうだ
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12月24日の振替休日 この夜から1月4日までライトアップされる
初日は満月を少し過ぎた月齢16の月が 真北より65.1度東から昇る
スマホのアプリ SKYマップを見ながら ちょうど良い場所で待つ
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この日の月の出は18時57分 四浦半島越しに昇る月は
月の出から25分ほど遅れて姿を現した
徐々に昇る月が 神々しい光の筋を水面に落とす
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意外にも この光景を見に来る人も僅かで
この光景を独占しながら ゆったりと撮影ができた


2010年1月1日が ちょうど満月で この場所で月を撮った
そのときとは人の数も違い 良い場所が取れず 画質も良くなった
以前の画像と比べると 今のほうが遥かに綺麗だが
あのときのほうが とても綺麗だったように思う
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2010元旦の夕方の月

由布岳登山 朝日を拝みに山頂へ 2018-11-10

先週の登山の翌日は疲労困憊で ほぼ一日 家でぐったりしていた
そんな疲れも数日経つと忘れてしまう 登山馬鹿になってしまった

さて 今回は 先週一緒に行った仲間を誘って 朝駆けを企てた

11月10日土曜日 天気予報は晴れ 昼間も雲の殆どない天気だ

朝3時に大分市内で待ち合わせて 由布岳の登山口に向かう
通常45分くらいで到着するので 登り始めるのは午前4時の予定
そこから2時間ちょっとで山頂に到着する予定で登山口に向かった

この日の日の出 大分は6時39分 方位は109.9度の方向
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由布岳から見ると 大分市街地の向こう 臼杵湾から豊後水道を経て
四国は高知県宿毛湾や 足摺岬の近くを通した直線上から登る
夏場のように 四国山地の高い山の陰ではなく 
水平線に近いところから登るはず

車中で そんな話をしながら一路登山口を目指す
途中 志高湖を通り過ぎた頃 道路脇に雌鹿が一頭見えた
その先の道路脇に 一頭の雄鹿がいた ヘッドライトに驚いてか
突然走り去ろうと 左の茂みに逃げ込もうとしたが
何を思ったか 車の前に飛び出し 右の方に逃げていった
危うく鹿と衝突するところだった。

別府一宮線の猪ノ瀬戸を過ぎたところから この季節は多くの鹿が見られる
この日も見れるだろうと思っていたが まったく居なかった
まだ 山に食料が多いようで ここまで出てきていないようだ
どうせ登り始めれば どこかで見掛けるはずだ

午前3時40分頃駐車場に着くと すでに4台の車が止まっていた
数台は車中泊だろう 数台はすでに登山中か そんなことを思いながら
支度をしていると 別の車が一台横に止まった
その人は早々に支度をし 登山口から山のほうに消えていった

日の出までには十分すぎるほど時間がある
できれば 日の出30分前頃に山頂に着きたい
ゆっくり登って2時間半くらいで ちょうどいい時間になる
地平が色付き始める頃に登れればいい そんなつもりで登山を開始した
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赤い線のとおり登っていく 地図の赤い線と青い線の別れ際が樹林帯の入り口
手前のススキの野原を10分ほど歩くのだが そこそこ風があり肌寒さを感じた
しかし 樹林帯に入ると風は遮られ 一気に汗が噴き出してくる
ここで羽織っているものを脱ぎ 必要以上に汗をかかないようにする
11月とはいえ 山頂は風が強いことも予想される
汗をかきすぎていれば 風で冷やされ低体温症にかかる恐れもある
少しでもリスクは少ないほうがいい 汗を拭くタオルも用意し登り始める

樹林帯に入ると森の奥に ヘッドライトを浴び光る目玉が見える
鹿だ メスの鹿がすぐ近くでこちらの様子を伺っている
道路付近まで出ずとも この辺りには沢山の食料があるのだろう
彼らの邪魔をしてもかわいそうなので そのままやり過ごす

合野越に到着したのは 駐車場から45分経過したところだった
ここのベンチで一旦休み 水分補給をしてまた登り始める
真っ暗な森の中 先に行った登山者の姿は見えない
日の出までには十分に時間がある 登山道をゆっくりと登る

そこから30分ほど歩くと見晴らしが良くなり 由布院の町並みが見えた
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夜明けまでまだ1時間以上ある みなが寝静まっているであろう時間帯
それでも町並みの灯りはご覧のとおりだ

この辺りから登山道も斜度を増す まだ先は長い
はっきりとした登山道を ヘッドライトの灯りで登っていく
標高があがるにつれ 気分的に気温も寒くなっていく感じがする
まして 風が吹きさらしの登山道 気温以上に寒さを感じる

午前6時 由布院の町から時報を告げるメロディーが聞こえて間もなく
マタエという由布岳山頂直下の東峰と西峰の分岐に到着した
ここから山頂までは約15分程度 周囲の稜線付近が少し明るくなってきた

マタエでは 風が強くガスが吹き上げてくる
体温を奪われないようにダウンやウインドブレーカーを重ね着する
今回失敗したと思ったのが手袋 指先の露出したものを着用していたため
マタエから頂上までの間 寒風に煽られながら指先が寒さで痛い
今後は風を通さない素材のグローブを用意するようにしたい

マタエからは東峰に登ることにして 汗をかかないように確実に登っていった
山頂に着いたのが午前6時18分 地上は雲海で覆われていた

山頂付近にリュックを下ろし 見晴らしのいい場所を陣取った
先人は2名いて 各々自由に日の出を待っていた
地平のオレンジの帯が 空と陸の堺を彩っていた

徐々に周囲が明るくなると特にある くじゅう連山がとても近くに見える
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雲は目の前で渦を巻くように 立ち上っては消えていく
なんとも幻想的で 不思議な光景だ
東の地平が 明るくオレンジ色に染まっていく
空もダークなプルシアンブルーから 明るい青に変わっていく
やがて眩い陽が昇り 冷たい空気を一気に暖め始める
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雲の端が風に靡き 眩い陽射しに照らされて消えていく
思いがけない光景に 暫く眼を奪われていた

下方に鎮座する雲と 湧き上がり消えていくガス状の霧に包まれる山頂
毎回 様子の違う日の出が登山する者を迎えてくれる
だからまた来てしまう だから次も来たくなる だから山は面白い
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陽が昇った後の 東峰から見た 九重連山と西峰の方向
山の奥のほうだけに 別府湾ほど雲海の雲は厚くない
それにしても 九重連山の近いこと 今日も空気が澄んでいる

日野にカリをバックに 連れにポーズを取らせ シャッターを切る
CG無しの リアルなカメハメ波 のようなワンショット
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次は自撮りでやってみたいが 位置合わせがなかなか難しいだろう

暫く眺めていたが 下の雲海の中の森も歩いてみたい
どうせ降りるなら 来た道とは違うルートでと思い 東登山道を下ることにした
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東峰から東口登山道へと向かう尾根筋の登山道は こうして眺め見る以上に険しい
特に下り始めのところは 油断すると落ちてしまうのではという恐怖を感じる
イメージ 11熊本地震の際 このルートは一部崩壊し 以前のような安定した足場が少ない
ロープでもあれば 少しは歩きやすく ルートも分かりやすいのかもしれない

東口登山道を下り始め 約30分で東登山口と日向岳との分岐に到着
ここから 日向岳自然観察路を歩き 正面登山道に向かう
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この自然観察路は苔生した森 なんともいい雰囲気の場所
岩を抱え込む古木が多く なんとも落ち着く雰囲気が良い
火山活動が終息したあとに 木々が根を張り苔生したのだろう
葉が覆い茂る夏だと もののけ姫の木霊でも出てきそうな森だ
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正面登山道に近づくと 紅葉がとても綺麗だった
落ち葉もまだ新しく 紅色の空気に包まれたような景色
今年 山で紅葉を楽しむのも これが最後かな?
もうすぐ街にも 紅葉の便りが届くことだろう

晩秋の三俣山 2018-11-3


紅葉にはもう遅いだろうと思いつつも、三俣山に登ってみた。
紅葉が残っていれば、北峰を回ってみようと思いつつ
まだ暗い午前5時前に家を出た

この日、大分の日の出は午前6時33分
その頃から登山開始できれば良いという考えで山に向かう

いつもなら大曲から登るところだが、
今回は長者原のビジターセンター前に車を止めることにした
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北峰のお鉢まわり後の来た道を戻るコースのほかに
南峰から坊がつるに降り雨が池を経て戻るコースも考えていたため
長者原に止めるのが最良だと思ったからだった

長者原についたのは6時20分頃
ビジターセンター前の駐車場は既にほぼいっぱいだった
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周囲は灯りが要らないまでに明るくなっていた
登山開始が6時28分まもなく陽が昇る
息が白くなるほど冷え込んでいた

舗装された作業道を登り始める
先に数人の人影が見える
諏蛾守越から三俣山に向かう人たちだろう
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人工的な道路の周囲に広葉樹林が取り囲む
所々に鮮やかな紅葉がありこれも綺麗に思える
緩やかな登りの傾斜をゆっくりと進む

やがて視界が開け、砂防ダムを横断する作業道を通る
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その先から左側にショートカットの登山道に入る
作業道よりも短い距離の分、少しは時間も短縮されるのであろうが
足場の状況からすると、どっちが歩きやすいのかは分からない

やっと陽が昇り、黒岩山に三俣山のシルエットが映る
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みごとに三俣山の本峰や北峰が映し出されていることに感動した

気温は氷点下、霜が降りて笹の葉が銀色に輝く
地面も霜柱でホクホクに盛り上がっている
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もっと寒くなれば白銀の世界に変わり、とても歩きやすくなる
早く雪のシーズンにならないものか、待ち遠しい

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作業道に合流 駐車場から約1時間が経過していた
大曲からだと30分くらいの距離 やはり大曲は近い
ここからコンクリート舗装の道路を少し進む

作業道の舗装がなくなり 正面に硫黄山が見えてくる
先にチェーンが道路をさえぎり其処から左の谷に降りる
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大きな石がゴロゴロとした比較的歩きやすいガレバを進み諏蛾守越に向かう

振り返るとこんな感じ
作業道には次から次に登山者が登って来ている
ガレバには黄色いマーカーが登山道を示している
ガスが掛かるとこれだけ多数あるマーカーも探すのに苦労するのだろう
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ここまでくれば諏蛾守越はもうすぐだ 

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駐車場からここまで1時間半で到着 ここですかし休憩して先に進む
この先は登山道の傾斜が増す 先を急がず足元を見ながら登ることに徹する
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急峻な登山道を登る すぐに諏蛾守越の非難小屋を見下ろすようになり
黄山の噴気が見え始め その向こうに星生山の峰が見え始める
その山頂には数人の人影が見える

斜面の下には北の千里が浜が広がり その先に久住山や天狗が城も見える
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一休みした後 呼吸を整え西峰を目指す
距離ではなく時間を歩き続け消化すれば必ず目的地には到着する
ここからだと あと20分ほど歩けば西峰が見える

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今日は空気が澄んでいる 遠くの山が良く見える
熊本市内方向を望むと 遥か向こうに高い山が見えた
雲仙普賢岳だろうか 地上付近は霞んでいるが上のほうはとてもクリアだ

西峰から少し登ってⅣ峰に寄る ここで軽く食事を取る
このⅣ峰は岩が多く腰を下ろすのにはちょうどいい場所
本峰で食事する人も多いが 個人的にはここでゆっくりするほうが好きだ
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向こうに南峰が見える ここから本峰に向かう
お鉢のほうを覗き込み 南峰に向かうか北峰を廻るか決めるつもりだ

すぐ近くの本峰に到着 見てのとおり整地されたような広い場所
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多くの登山者がここに腰を下ろし休む場所
その先にあるお鉢を覗き込む 
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紅葉の季節は終わり 落葉した木々は 冬支度を終えた状態だった

それにしても眺めが良い 九重町の夢大つり橋も見える
その左側先の街は玖珠町だろう その左の奥には日田市も見えた
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彦山も見える 空気が澄んでいて とても見晴らしがいい

さて 北峰を廻ると1時間ほどかかる
紅葉も終わっている北峰に興味はない
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今日はこのまま南峰に向かう
お鉢の縁を沿うように左回りで南峰の方へと下っていく
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途中にいくつかの奇岩がある それを眺めながら先に進む
この岩は横顔のようにも見える
絶妙なバランスで組み合わさったような岩 良くこの形を維持しているものだ
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急な下り 足元に気をつけながらも周囲の景色を堪能して巡る

大鉢と小鉢の間の岩の裏側に崩壊地が見える 
北峰を廻ると あそこを通ってその先に進むのを思い出した
あの道も歩くと楽しいのだが アップダウンがキツク結構ハードだった
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南峰頂上付近から本峰を望む 中央部に道も見えるが
今回はその右側のお鉢の稜線近くを歩いてきた
横顔のように見える岩や もうひとつの奇岩が見える
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南峰に到着
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どの頂上も整地されたように平らで ゆったりとできる
周囲にはくじゅう連山の峰々が 取り囲むように連なっている

南峰から坊がつるが見下ろせるテラスに向かう
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このテラスから 坊がつるが一望できる
数年前に登ったとき 途中で一緒になった人から教えてもらった場所
南峰から道が分かり辛くなっていたためか 今日はここに人影がない

ここから坊がつるに直に下れる まだ通ったこっとのないルートがある
今回はここを下って 雨が池を通り長者原に戻るコースにした
イメージ 26急な勾配を下っていく 最初は周囲に木も生えていないので
下るには少し恐怖感があるが 10mほど行くと木々の囲まれる

それにしても近くから見ると 岩肌と木々の姿が
遠くから眺めるこの山の印象とはまったく違って見える
イメージ 25写真奥の窪んだ 久住別れの奥に阿蘇高岳が見える
とてもいい景色だ

下りはじめたところに 若者下り1時間10分と書かれた札があった
少なくとも1時間は歩き続けなければ坊がつるには着かない
途中数人の登山者とすれ違った 登りは辛いが下るよりも歩きやすそうだ
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木々に視界をさえぎられながらも 徐々に高度を下げていく

途中で この季節まさかのミヤマキリシマにも再会できた
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南斜面で日当たりがよく 木々に寒風を遮られていたのであろう
思いのほか多くの花が咲いていた

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ほぼ1時間10分で坊がつるの湿原に到着
振り向くと三俣山の南峰がそそり立っている
こうしてみると険しく見えないが不思議な山だ
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キャンプ際と付近から平治岳を望む 裾野の紅葉ももう終わっている
キャンパーがテントを張っているが 長者原で今朝も氷点下
ここだと確実に氷点下だ 十分な装備がないと夜は越せない 
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時刻は11時過ぎ 雨が池方向に向かう さすがにこの登山道は人が多い
大きなリュックを背負ったキャンパーたちが 次から次へと登ってくる
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そんなにキツくない勾配なのに ここまでの疲れが足を重くする
葉が殆ど落ちた樹林帯の登山道を歩く 紅葉が綺麗なら足取りも軽かろうに

坊がつるから40分ほど歩いて雨が池に到着
雨が降れば一帯が池のようになる そんなところを見てみたい
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雨が池からは下りになる 途中に見つけた 岩に生えた杉苔と落ち葉
逆光に映える緑とくすんだ赤がとても印象的だ
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もう少し下ると 紅葉が綺麗な場所へ
見上げるとスカイブルーに 紅と黄と緑 そして茶と黒と白
様々な色に囲まれて 気持ちが和む
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視線を水平に保てば 様々な色の紅葉が迎えてくれている
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さらに視線を下ろせば 苔むした岩に落葉したばかりの紅葉
色とりどりで 眼を楽しませてくれる
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最後は 疲れがどこかに飛んで行くような紅葉に癒された登山だった

先週に引き続き大船山に登ってみた (2018-10-20)

10月20日午前7時前 先週と同じ竹田市今水駐車場に到着
先週より2時間早く到着したものの 予想通り車が多い
駐車場はいっぱいで 仕方なく少し戻った場所に止める
他の車が通れるよう路幅の広い場所に駐車
それにしても他県ナンバーが多い 九州各地から来ている
イカーの脇で支度をし 登山開始は7時20分だった
登山口付近から見える黒岳の山頂にはガスがかかっている
一方でその斜面には先週よりも紅葉した木々が目立っていた
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少し風が強いが登山道は森の中なので然程感じない
朝の気温は10度 風を感じない分すぐに汗ばんでしまう
今日は特に急ぐこともなくゆったりと登っていく
1時間10分歩くと前セリに到着 風穴と東尾根登山道の分岐
休憩することもなく東尾根に向かう ここからあと2時間歩く


東尾根を登り始めて約1時間弱 それまで見晴らしが良くなかったが
登山道から向かいの黒岳が見える 手前も向こうも色とりどりに染まる
心なしかガスも晴れてきたようで 日差しが紅葉をより鮮やかにする
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さらに1時間弱 もう30分ほどで山頂というところ
先週よりも紅葉が鮮やかで 思わず写真を撮る
御池の紅葉も進んでいるものと思われる
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10時20分に御池脇に到着 予想通りの色づきだった
池の畔には多くの人が写真を撮ったり 昼食を摂ったり
景色を眺めながら 思い思いのことをしていた
午前10時半頃ではあるものの とても人が多い
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山頂付近から眺める御池はこんな感じ
台風で葉が落とされた周囲の木々は痛々しいが
お鉢の内は難を逃れ 今年も綺麗な姿を見せてくれていた
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左下の坊がつる方向から 段原を経由しての登山道
こっちら側からの登山者が最も多く 列を成して登ってくる
この斜面に夕日が当たると 真っ赤に染まってとても綺麗なのだが
その時刻までいると 真っ暗な中を下山しなければならない
一度は観ておきたい景色のひとつ 機会があればもう一度挑戦したい
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帰りは入山公墓の方向に下る 目的は大岩を観るため
この大岩 なぜか大猿に見えてしまうのは僕だけだろうか
大船山の魅力は幾つもあり 山頂の御池も綺麗だが
この大岩は四季を通して見比べると とても面白い
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入山公墓の少し上の鳥居窪から 大船山を望む
この方向から見上げると 山肌の紅葉が見事だ
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大船山山頂の紅葉の見頃は来週以降

2018/10/14(日)
午前8時20分
今水駐車場より頂上を目指す
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前セリ経由で最短ルートをとおり
ほぼ休みなしで3時間弱で山頂に到着

下から見上げる山は多くの葉が散り
シーズン末期の様相だが
これは台風によるもののようだ

登るにつれ紅葉は目に付く
それでも葉が少ない分鮮やかさは少ない

山頂近くの御池の周りは窪地のため
木々の葉が綺麗に残っていた
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この様子だと来週の週末にはもっと紅く染まっているだろう

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帰りは入山公墓経由で今水駐車場を目指す
途中にある大岩の様子を観たかったためだが
やはり大岩は迫力があっていい
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高揚する葉が少ないのは少しさみしいが
岩肌がよく見えてなかなかの姿だった

天気がよければまた来週来てみよう


今年の夏も見ることができなかった久住の山の蝉

土曜日の午後、沓掛さんに登ってみた。
今回の目的はキュウシュウエゾゼミを見つけること。

大分市内から牧ノ戸峠を目指す。
由布市庄内から庄内の阿蘇野から男池の脇を抜け、長者原経由で登山口へ。
混雑する道を避け、駐車場まで約1時間半で到着した。

道中は涼しく、窓全開にしているとクーラーは必要ない。

長者原を過ぎ、上りの途中から、キュウシュウエゾゼミの鳴き声が聴こえ始めた。
これは期待できそうだ。

牧ノ戸峠に13時45分ごろに到着。
お盆過ぎの土曜日は、やはり人が多い。
とはいえ、駐車場は余裕があり、好きな場所に止められた。
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13時55分に登山開始。

小さなリュックにカメラを詰め込み、飲み水とおにぎりを用意。
いざ出発。
20分ほどで急登を上りきる。
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この少し手前で一輪だけ咲いた季節はずれの花を見つけた。
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綺麗に咲いているとはいえないが、紛れもなくミヤマキリシマだ。

お盆を過ぎて、残暑の頃といいつつも、この日は肌寒いくらいの気温。
山を登ってきたものの、セミの声は登山口のほうが良く聞こえていた。
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少し雲もあり、日が陰ると気温はぐっと下がる。
そのせいもあってか、まったくセミの声が聞こえない。

仕方なく、道中に咲く花を見ながら、沓掛山の先まで行ってみた。
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眼下から遥か先に続く登山道。
その先はガスで隠れていた。

ここで見かけた花。
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オニユリの鮮やかなオレンジが目を引く。

花の落ちたエビネであろうか。
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よく見ると種ができている。

木に咲く花のように見えるが、新芽のよう。
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赤や黄色の鮮やかな色をつけている。
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吾亦紅(ワレモコウ)上から順に咲いている。

苔桃の実が赤く色づいている。
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この実を採ってジャムなどにすることもできるらしい。
どんな味がするのだろう。

こんな可愛い花も咲いていた。
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ピンク色でハートの形にも見える。

結局、セミの姿を見ることはできなかったが、近くで鳴いていた。
もう少しゆったりと散策して、探してみたいものだ。

くじゅう星生山 流星群と明け方のショー

2018年8月12日の夜から13日の夜明け前に掛けて、
ペルセウス座流星群が見えるらしい。
比較的多く流れるとのこと。
これは行かなきゃ。

さて、流星群をどこで見るか。
できるだけ光の害が無いところで見たい。
山頂で見よう!
どこの山?近くて、登りやすくて、人の少ないところ。

ついでに朝まで居るなら日の出も見たい。
くじゅうなら比較的楽に登れる。
ついでに日の出も見たい…。

この季節の日の出の方向は大分で71.6度の方向。
久住山や中岳は大船山に隠れてしまう方向だ。
そうなると手前の星生山が良さそうだ。
星生山にしよう。

何時に登るか。
山頂で2時間以上は眺めていたい。
日の出が5時34分。
となると、その1時間前くらいから白み始める。

2時半には山頂に居たい。
12時頃に登山開始する必要がある。

簡単なタイムスケジュールを組んで、前夜に出発。


途中、久住高原を抜けてきたが、道路端には多くの人が、
思い思いのスタイルで天体ショーを楽しんでいた。
中には、車道に駐車していたり、車道を歩いてたりと、
危険でマナーのよくない人の多いことに驚く。


時間を持て余していたので登山口には11時半頃に到着。
駐車場は天体観測をしようとする人で、ほぼ埋まっていた。
それでも登山口近くにも数台置けるスペースがあり止めた。

駐車場で身支度をしてリュックを背負う。
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11時50分登山開始。
食料のほか、カメラ用の機材や、組立式の椅子などで重い。
登り始めて軽くしなかったことに後悔しながらも進むと、
30分もすると、その重量にも慣れてきた。

登り始めると、先にもヘッドライトの明かりが見える。
後ろを振り返るとそこにも人の明かりが見えた。
真夜中でも登山者は居ることに勇気付けられる。

星生山山頂には2時前に到着。
リュックの重さで、想定以上に遅い到着。

山頂には誰も居ない。
たぶん先の久住山や中岳などに向かったのだろう。
星も日の出も見えればよいが。

山頂は風が強く、気温も低い。
ここに向かう途中の気温は20度をきっていた。
山頂はそれ以上に低い気温。
まして風で体感気温は下がる。

ウインドブレーカーを着るが寒い。
レインウェアを着るがやっぱり寒い。
ウルトラライトダウンのジャケットを下に着込む。
これでもまだ寒いが身体を動かし温まる。

カメラを用意し星空を撮る。
眺める夜空には時折流れ星が見える。
これを写真に収めるのは至難の業。
シャッターを開けっ放しにし望むも、無残なもの。
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1分もシャッターを開いておくと、遠い大分市も明るい。
まるで夜明け前のように見える。
これが午前2時の様子だとは思えない。

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これは中津方向を撮ったもの。
中央の赤い点のような明かりの左の白い光は玖珠の町明かり。
ズ~ッと奥にオレンジ色に見えるのが行橋から北九州方面の明かり。
よく見ると、その右方向に遠くには、山口県の周防灘沿いの明かりも見える。

午前4時ごろまでに数十個の流れ星が見えた。
流星に混じって、人工衛星や飛行機も沢山飛んでいた。
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唯一、流星が写っていたのがこれ。↑
右側、大分市上空を左上から右下に流れ落ちていた。

4時前になるとガスが立ち込め、周囲の見通しが悪くなる。
星空をあきらめ、椅子に横になって身体を休める。
ガスが晴れてきた5時ごろの様子。
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日のでは望めそうにないが、雲海が面白い景色になっていた。

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遠く瀬戸内海には、大きな入道雲
迫力が凄い!まるで巨人か怪獣のよう。

日が昇るにつれ、その様子も変わってくる。
透過光がとても美しい。
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まるで西洋の絵画でも見ているよう。
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こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡で見た馬頭星雲のよう。

雲はいろんな表情を見せて面白い。

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こういう画質にしてみると雰囲気が一変する。
遠くの雲海が、津波のように大地を飲み込んでいるようで怖い。

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今回の日の出は雲の上からだったのもの、意外と面白かった。
さて次回はどんな世界を魅せてくれるのだろうか。


帰りに見つけた実。
イメージ 10はてさて、これは何の実だろう?